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利食いが出やすい水準、押し目拾いのスタンス


 16日の日本株市場は、調整色の強い相場展開になりそうだ。15日の米国市場ではNYダウが445ドル安となった。リバウンド基調が続いていたナスダックは、5営業日ぶりに下落している。大手行の1-3月期決算で収益悪化が鮮明となり売りが先行。原油安に加え、新型コロナウイルスによる経済封鎖の影響で、3月小売売上高や4月NY連銀製造業景況指数が記録的な落ち込みとなり、売りに拍車がかかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比275円安の19305円。円相場は1ドル107円40銭台で推移している。

 昨日は19500円処での底堅さが意識されていたが、19500円水準を明確に上放れることが出来なかったため、引き続き19500円レベルが上値抵抗として意識されそうである。昨日の段階でグローベックスの米株先物が弱い動きをみせていたほか、原油安なども警戒されていたため売り圧力が強まる展開は考えづらいところではあるが、調整色の強い相場展開になりそうである。

 もっとも、米株安が重石になりそうであるが、S&P500は2月に付けた過去最高値から3月の安値までの下落幅の50%を取り戻す「半値戻し」を達成したこともあり、上値のメドとみた投資家が利益確定売りを出した面もあったと考えられる。そのため、売り一巡後は下げ渋る中、後場の日銀によるETF買い入れを意識したスタンスになろう。

 足元で強い値動きが続いているマザーズ銘柄については、選別色が強まってきている感はあるが、需給良好の銘柄のほか、新型コロナに関連する銘柄への物色は継続。
また、全体としては指数インパクトの大きい銘柄を睨みながらの展開になろうが、値がさハイテク株などが弱含みに推移するようであれば、TOPIX型の買い入れを意識した中小型株などへの物色も有効であろう。

 不安定な相場展開ではあるが、日中の値幅は落ち着いてきており、売られ過ぎの銘柄等へは、次第に押し目拾いの動きも広がりがみられてくる可能性はありそうだ。


<AK>

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