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楽観はできないが、押し目拾いの流れも意識しておきたい


 6日の日本株市場は、米株安の流れを受けて、ギャップスタートとなろう。その後は、直近のボトムレンジでのこう着といった流れになりそうだ。5日の米国市場ではNYダウが969ドル安となり、安いところでは1100ドルを超える急落となった。

 カリフォルニア州のニューサム知事が4日、州全域に非常事態宣言を発動するなど、米国でも新型コロナウイルスの感染拡大ペースの加速が報告されると、経済や企業業績に悪影響を与えるとの一段の懸念が広がった。これを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比580円安の20790円と急落。円相場は1ドル106円ちょうど水準と円高に振れて推移している。

 カリフォルニア州の非常事態宣言発動は前日の段階で伝えられていたこともあり、サプライズではないが、NYダウがレンジで乱高下を続けている状況下では、週末要因もあって様子見姿勢が強まりやすいだろう。日経平均は足元で20800-21500円処でのもち合いレンジでの推移が続いていることから、レンジ下限レベルでの攻防といった展開になりそうだ。

 積極的な参加者は限られ、薄商いの中を先物主導のインデックス売買に振らされやすい需給状況になりやすい。もっとも、下落局面では日銀のETF買い入れが意識されやすく、売り一巡後の底堅さを見極めたいところである。また、このところでのギャップスタートにおいては、ギャップアップでは寄り付き水準が高値になりやすく、一方で、ギャップダウンの局面においては、大引け水準が高値になる傾向がある。楽観はできないが、押し目拾いの流れも意識しておきたい。

 また、ヘッジファンドのVIX指数先物の差引き建玉はピーク時から半減程度まで一気に減少したことから、リスクパリティ戦略に伴う機械的な株式の売却についてはピークアウトした可能性もあり、これまでのような乱高下の動きから、一先ず警戒感は和らぐ格好といったところである。欧州系による225先物へのショートポジションは積み上がったままであるが、本日の調整局面で一段と積み上がるのか、若しくは買い戻しを進めてくるかが注目される。


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