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まずは、重要イベントの一つが通過


 12日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買いが先行するも、その後はこれまで同様、こう着感の強い相場展開が続きそうである。11日の米国市場は、NYダウが29ドル高だった。注目されていたFOMCでは、大方の予想通り政策金利が据え置かれた。経済活動の緩やかな拡大を理由に2020年中の政策金利据え置きを示唆したことから、先行き不透明感が払拭されたことが材料視されている。半導体株がけん引する格好での上昇により、指数インパクトの大きい値がさ株への波及が意識されよう。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の23445円。円相場は1ドル108円50銭台で推移している。

 まずは、重要イベントの一つが通過したことになるが、英国総選挙のほか、15日に期限を迎える米国による対中関税発動の行方を見極めたいとする模様眺めムードが引き続き強まりやすいところ。また、明日の先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えていることも動きづらくさせそうだ。そのため、買い一巡後はオプション権利行使価格のレンジとなる23375-23500円処でのこう着といったところであろう。

 物色としては先物主導で上昇した後は、リバランス中心の売買。その為、方向感は出難い状況でもあるため、次第に個人主体の中小型株や出遅れ感の強い個別材料株等へ値幅取り狙いの資金は向かいやすいと考えられる。直近のIPOも好スタートを切っていることもあり、個人の需給状況は良好であろう。換金売り等が他の中小型株物色に波及してくるようだと、より個人投資家のセンチメント改善にもつながろう。

 なお、日経平均は狭いレンジ取引が続いており、テクニカル面では5日線や25日線レベルでの攻防をみせている。5日、25日線との短期デッドクロス示現をやや不安視する向きもあるが、基本的には重要イベントを控えているため、想定内のこう着といったところであろう。調整局面があるようだと、引き続き、押し目拾いのタイミングとなろう。


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