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需給状況は一段と悪化


 25日の日本株市場は波乱含みの相場展開になりそうだ。24日の米国市場はNYダウが600ドルを超す大幅下落となった。ハイテク株が大きく下げており、ナスダックは300Ptを超える下落となっている。米長期金利上昇による影響や世界経済減速への懸念が根強いほか、イタリア予算案や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る対立も投資家心理を悪化させた。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比625円安の21405円と大きく下げている。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップダウンでのスタートとなるが、中国市場の動向も気掛かりとなる中で自律反発狙いの資金流入は期待しづらく、インデックスに絡んだ商いに下げ幅を広げる局面も警戒される。直近の安値もち合いであった22000-23000円処を明確に下放れる格好となるため、需給状況は一段と悪化することになろう。まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになろうが、テクニカル面では7月の安値水準を下回ってくるようだと、3月に付けた年初来安値が射程に入ってくる。

 また、決算シーズンで機関投資家は積極的に参加しづらいほか、米中間選挙が通過するまではポジションを傾ける動きはなく、極力ポジションを圧縮し、キャッシュポジションを高める傾向にあるとみられる。個人主体の中小型株についても、依然として需給悪化が警戒されている。

 空売り比率が高水準と伝えられているが、売り方優位の需給状況の中では少なくとも価格帯別出来高が積み上がっている22500-22800円処を突破してくるまではショートカバーが強まる展開は考えづらいところ。反対に戻りの鈍さが意識される局面においては新たなショートポジションが積み上がると考えられ、7月安値水準での底堅さをみせたいところであろう。


<AK>

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