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金融株や5G、IoT、AIといったテーマ株物色へ


 5日の日本株市場は、米株安の流れを受けて売り優勢の相場展開になりそうだ。4日の米国市場では、NYダウが200ドル超の下落となった。米長期金利が大幅に上昇し、10年債利回りは一時7年ぶりの高水準をつけたことが、利益確定を強める一因となったようである。FANGなどハイテク株は総じて軟調に推移しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが重石になりそうだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円安の23755円。円相場は1ドル113円90銭台と前日からは円高に振れて推移している。

 もっとも、日本株市場は海外株高を評価するものの日中は弱含みが続き、日経平均は直近2日間で300円弱の下げをみせている。前日には終値で24000円を下回っており、目先的には調整が意識されていたため、驚きはないだろう。25日線(23280円処)辺りまでの調整は想定されているため、売り一巡後は押し目拾いを意識した底堅さがみられそうだ。

 物色としては米長期金利上昇を背景にメガバンクや保険といった金融セクターに関心が集まりやすいだろう。また、米ハイテク株の下落や原油安、円安一服となる中、昨日物色されていたセクターは利食い優勢となる半面、利食いが目立っていたディフェンシブ系へのシフトといったリバランス中心になりそうだ。その他、トヨタ<7203>とソフトバンクG<9984>による新会社設立を受けて、5GやIoT、AIといったテーマ株への波及が意識される。

 また、昨日は中小型株も不甲斐ない動きをみせており、マザーズ指数は再び25日線までの調整をみせている。一目均衡表の雲上限での攻防をみせているが、雲は下降していることもあり、早い段階で雲から上放れる動きをみせておきたいところであろう。中小型株も一部の銘柄に資金が集中しているだけに、テーマ株など物色対象に広がりをみせられるかが注目される。


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