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先物はロール中心、個別はアップルイベントの先回りを意識


 12日の日本株市場は、米株高の流れを引き継ぐ格好から買い先行となり、その後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場は米中貿易摩擦への警戒感から売りが先行したものの、7月求人件数が過去最高となるなど米景気の堅調さが示され上昇に転じている。アップルなど、テクノロジー株が上昇をけん引する格好となったほか、原油相場の上昇が材料視された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の22715円。円相場は1ドル111円60銭台で推移している。

 新製品発表会を控えているアップルが相場のけん引役となるなか、日本のハイテク株への支援材料になりそうである。また、大型ハリケーン「フローレンス」への警戒から原油相場が上昇しており、資源関連への波及が意識されよう。もっとも、先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を週末に控えていることもあり、方向感の掴みづらい状況は続きそうである。

 昨日の先物市場では、ロールオーバー中心の売買の中で、国内証券で225型の買いが目立っていた。本日も同様の流れとなるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株などへの物色が中心になりやすい。また、マイクロン・テクノロジーが3%近い下落となっている。
CLSA証券のアナリストが投資家向けイベントで、メモリー価格の下落や在庫増加などがみられることを背景に、半導体株の調整が近いと指摘したと伝わったことが嫌気されている。そのため、半導体関連は手掛けづらくなりそうだ。

 また、昨日は日経平均が強含みで推移する中で、中小型株への追い風とならなかったことも不安感につながる。中小型株ではテリロジー<3356>やサンバイオ<4592>辺りに終日資金流入がみられていたが、物色対象に広がりが見られず、積極的な参加者は限られている状況である。マザーズ指数の底堅さがみられてきており、直近の上値抵抗となる1050Ptを突破し、一目均衡表の雲下限を突破してくるなどのシグナルが必要である。


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