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夏休み明けで来週以降の需給改善期待が意識される


 17日の日本株市場は、米株高の流れを好材料視するものの、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場では、NYダウが400ドル近い上昇をみせた。中国代表団の訪米予定が報じられ、今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待から買いが先行。複数の主要企業決算も好感され、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の22285円。円相場は1ドル110円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、指数インパクトの大きい値がさ株中心に買いが先行する格好になりそうだ。米中貿易協議の再開への思惑から8月下旬までは、一先ず売り込みづらい状況にもなったであろう。ただし、「中国商務次官が貿易協議で訪米へ」との報道から、昨日の日経平均は安値から300円程度戻しており、織り込み済の面もある。また、グローベックスの米株先物がしっかりだったこともあって、米株高も想定内ではある。外部環境の変化には引き続き敏感に反応しやすい状況であり、週末要因もあって商いは膨らみづらいだろう。

 ただし、来週は夏休み休暇明けで市場参加者が帰ってくることもあり、中小型株の弱い値動きについても、陰の極といったところであろう。イレギュラー的な価格形成も落ち着きをみせてくる可能性がある。オーバーウィークのポジションは取りづらいところではあるが、業績が好調ながらも需給要因で下落している銘柄などへは、押し目を拾う動きも意識されてくるだろう。マザーズ指数の安値更新など需給懸念は拭えないが、来週以降の需給改善期待が意識されそうだ。


<AK>

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