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こう着のなか、マザーズ銘柄への見直し等を意識


 24日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。23日の米国市場は長期金利上昇への警戒感や主要ハイテク企業の決算を見極めたいとする模様眺めムードのなか、やや売り優勢の相場展開となった。取引終了後の決算を発表したアルファベットは、売上高、一株利益ともに予想を上振れたが、市場反応はまちまちであり、ハイテク株への支援材料にはなりづらいだろう。一方で、円相場は1ドル108円後半へと円安に振れて推移しており、為替の円安基調が下支えとして意識されそうである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の22190円だった。

 国内の決算では日本電産<6594>に市場の関心が集まりやすく、その後発表されるハイテク企業の決算後の反応にも心理的な影響を及ぼすことになりそうである。株価は1月高値をピークに調整が続いており、足元では26週線、13週線に挟まれる格好で煮詰まり感が台頭している。テクニカル的にはもち合いを放れやすいタイミングとなる。

 その他、AIや仮想通貨などのテーマ株への物色も引き続き注目される。決算を控えて物色対象は広がりづらい状況でもあり、動きの強いテーマ株や材料株等に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。その他、HEROZ<4382>は今日にも初値がつくことになりそうだが、初値形成後の利食い資金が更に他の中小型株へ向かう格好となり、出遅れ感のあるマザーズ銘柄への見直し等も意識されてくるだろう。
(村瀬智一)


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