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米半導体株安嫌気も海外勢の需給変化が下支え


 20日の日本株市場は、米半導体株の下落影響から上値の重い相場展開になりそうだ。ただし、売り越し基調が続いていた海外勢の需給動向に変化が見られており、下値の堅さが意識されやすいだろう。4月2週の海外投資家による日本の現物株と先物合算の売買は、5729億円の買い越しだった。4月1週で13週ぶりに買い越しに転じたが、これで2週連続となる。インデックスに絡んだ商いが中心となるが、本格化する決算を控えていることもあり、ポジションを中立に戻す格好での買いが意識されやすいだろう。

 米国では台湾セミコンダクターの慎重な見通しが嫌気され、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイシズなど他の半導体関連企業に売りが波及している。そのため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株等の上値を抑えることになり、これが日経平均の重しといったところ。原油相場の下落も資源株の上値を抑える可能性がある。ただし、非鉄市況の上昇から住友鉱山<5713>を物色する動きもみられており、資金循環は見られている。

 その他、中小型株物色については、HEROZ<4382>がマザーズ市場に新規上場する。人気の高さから本日は値がつかないことは想定内であり、他のAI関連や直近IPO銘柄への短期的な物色に向かわせよう。その他、仮想通貨関連の一角に見直す動きがみられてきており、出遅れ感のあるリミックスポイント<3825>などへの値幅取りの動きも意識しておきたい。
(村瀬智一)


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