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買い一巡後はこう着も売り仕掛けは禁物か


 29日の日本株市場は買い先行の展開となろう。28日の米国市場は、NYダウが250ドル超の上昇となり、最高値を更新している。次期FRB議長に指名されているパウエルFRB理事が、公聴会で緩やかな利上げ路線の継続に言及したことで買いが先行。北朝鮮によるミサイル発射を受けてナスダックは一時下げに転じる場面もみられたが、その後急速に切り返すなど、影響は限定的だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円高の22630円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好から幅広い銘柄が買われそうだ。

 ただし、インデックスに絡んだ買い一巡後は、こう着感が強まりやすいだろう。日経平均は5日線を上回ってくることになろうが、直近のもち合いレンジ内での推移になりそうである。北朝鮮のミサイル発射については、米国では影響が限られたものの、日本に対する影響は意識されやすいだろう。また、ナスダックが切り返しているが、半導体SOX指数は下落となっている。足元で半導体物色にピーク感がみられてきていることもあり、買い一巡後は利益確定に向かいやすく、値がさハイテク株の戻りの鈍さが次第に日経平均の上値を抑える可能性はありそうだ。

 また、インデックスに絡んだ売買が中心となるため、中小型株も手掛けづらさが意識されやすいところはある。物色対象も好業績や需給状況の良好な銘柄へ集中しやすいとみられる。その他、30日に石油輸出国機構(OPEC)総会が開催されることから、これを見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい面もある。もっとも、昨日は内需・ディフェンシブ系にシフトしており、需給状況は良好である。半導体関連なども、利益確定売りは出来ても、売り仕掛けは禁物だろう。
(村瀬智一)


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