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後場の日経平均は306円高でスタート、ソフトバンクGや日本電産などが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28275.87;+306.88TOPIX;1988.95;+3.38


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比306.88円高の28275.87円と、前引け(28281.04円)から上げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は28260円~28300円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=136.60−70円と午前9時頃から80銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況では、上海総合指数と香港ハンセン指数が揃って堅調に推移。前日のイベントでの講演で、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は過剰な利上げに対する懸念を示し、早ければ12月会合で利上げ幅を縮小する考えを改めて示した。事前に警戒感が高まっていた中、ハト派的と捉えられ、前日の米国市場では長期金利が大幅低下し、ハイテク株を中心に株価は上昇した。これを受けて、本日の東京市場でもハイテク株の上昇が目立っている。一方、ドル円が1ドル=136円台半ばと、8月下旬以来となる円高・ドル安水準まで進行していることが、日本株の重石として働いており、日経平均は節目の28500円手前では戻り待ちの売りで伸び悩んでいる。

 セクターでは電気機器、化学、パルプ・紙が上昇率上位となっている一方、保険、不動産、銀行が下落率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位ではレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>などのハイテク株や、メルカリ<4385>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>などのグロース株のほか、エーザイ<4523>が大きく上昇している。一方、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、任天堂
<7974>、川崎汽船<9107>、三菱重<7011>、大阪チタ<5726>、三菱商事<8058>などが軟調となっている。

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