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後場の日経平均は146円高でスタート、ホンダや日産自が上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27131.63;+146.54TOPIX;1909.13;+13.43


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比146.54円高の27131.63円と、前引け(27139.99円)から上げ幅をやや縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27080円~27190円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=128.10-20円と朝方からと1円ほど円高・ドル安水準での動き。アジア市況はまちまちで、中国上海総合指数が軟調な一方、香港ハンセン指数は堅調に推移している。明日の日本電産<6594>を皮切りに3月期企業の本決算シーズンが本格化するのを前に、依然として様子見ムードが強い様子。午前中ごろに磯崎官房副長官が「為替の安定は非常に重要であり、特に急速な変動は望ましくない」と発言。朝高に1ドル=129円台にあった為替は発言を受けた持ち高調整で1円程円高・ドル安に戻している。後場の東京市場は、円安一服を手掛かりに序盤はやや売りが優勢になったようだが、時間外取引の米長期金利の上昇とナスダック100先物の下落が一服していることもあり、日経平均は再び上げ幅を広げてきている。

 セクターでは輸送用機器、精密機器、ゴム製品などが上昇率上位に並んでいる一方、不動産、鉱業、非鉄金属などが下落率上位に並んでいる。東証プライム市場の売買代金上位では、円安進行を追い風にトヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、日産自<7201>
が軒並み大幅に上昇。航空会社のユナイテッドやクルーズ運営のカーニバルが買われた米株市場の動向を映し、JAL<9201>やエアトリ<6191>、OLC<4661>などのレジャー関連も上昇。米金利上昇を支援要因に第一生命HD<8750>、三菱UFJ<8306>も堅調。一方、レーザーテック<6920>や三井ハイテック<6966>、ルネサス<6723>、キーエンス<6861>、ベイカレント<6532>などのハイテク・グロース株が軟調。INPEX<1605>や住友鉱<5713>など資源関連も本日は一服感が漂っている。
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