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日経平均は181円高でスタート、大塚HDや芝浦などが上昇


18日の日経平均は181.28円高の39092.47円で寄り付き、3日ぶりに反発した。前日の米国市場ではダウとナスダックが上昇し、特に半導体セクターの好業績が相場を支えた。これにより、東京市場でも先行き買いが増え、寄り付き時点での株価を支えた。また、為替市場での円安が輸出株の買い注文を後押しした。米国での長期金利上昇が株価の重荷になったものの、寄り付きでは買いが優勢だった。日本国内の9月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となり、消費への期待感も高まった。セクター別では医薬品や精密機器などが値上がりし、電気・ガス業などが値下がりしている。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39092.47;+181.28TOPIX;2698.27;+10.44

[寄り付き概況]

 18日の日経平均は181.28円高の39092.47円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.35ドル高の43239.05ドル、ナスダックは6.53ポイント高の18373.61で取引を終了した。小売売上高が予想を上回ったため景気見通し改善で、寄り付き後、上昇。半導体メーカー、台湾セミコンダクター
(TSM)がアジア時間に発表した決算が好調で強い需要期待に同セクターの買いが相場を一段と支援した。金利先安観の後退で、終盤にかけてナスダックは失速したがダウは連日過去最高値を更新した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均やナスダック総合指数、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)などが上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で1ドル=150円00銭台と、昨日15時頃と比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価支援要因となった。さらに、日経平均は昨日までの続落で1000円近く下落しており、自律反発狙いや押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが株価の重しとなった。また、日経平均は昨日まで7日連続で「陰線」となっており、株価の上値の重さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された9月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.4%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.3%上昇だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は10月6-12日に国内株を3週連続で買い越した。買越額は9684億円だった。今日は、インターメスティック<262a>が東証プライムに上場した。

 セクター別では、医薬品、精密機器、その他製品、銀行業、輸送用機器などが値上がり率上位、電気・ガス業、海運業、空運業、ゴム製品、卸売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、大塚HD<4578>、芝浦<6590>、SHIFT<3697>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、SMC<6273>、任天堂<7974>、川崎重<7012>、住友林<1911>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、東電力HD<9501>、メルカリ<4385>、アサヒ<2502>、ルネサス<6723>、楽天グループ<4755>、郵船<9101>、IHI<7013>、ソフトバンクG
<9984>、商船三井<9104>、ディスコ<6146>、ソニーG<6758>などが下落している。

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