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日経平均は79円高でスタート、ソフトバンクGや東エレクなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28777.47;+79.21TOPIX;1875.31;+2.03

[寄り付き概況]

 15日の日経平均は79.21円高の28777.47円と6日続伸して取引を開始した。前日14日の米国株式相場は下落。ダウ平均は68.95ドル安の30991.52ドル、ナスダックは16.31ポイント安の13112.64ポイントで取引を終了した。バイデン次期米大統領が公表する2兆ドル規模の追加経済対策を期待した買いに寄り付き後、上昇した。ワクチンの一段の普及に加え、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金融緩和の出口戦略を協議するのはまだ先との見解を再表明したことも相場を支援し日中取引で史上最高値を更新。引けにかけてはバイデン氏の経済対策公表を控え利益確定の売りが強まり下落に転じた。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場だが、寄り付き段階では買いが先行した。バイデン米次期大統領が日本時間の今朝、1.9兆ドル(約200兆円)規模の追加経済対策案を公表し、米国景気の早期回復への期待感が株価支援要因となった。一方、公表された米国の追加経済対策案は事前の観測報道などで株価にはかなり織り込み済みとの見方があるほか、米長期金利の上昇が株価の重しとなったことに加え、日経平均が昨日までの5日続伸で1600円を超す上げとなっていることから利益確定売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は3-9日に国内株を2週ぶりに買い越した。買越額は5808億円だった。

 セクター別では、海運業、鉱業、石油石炭製品、ガラス土石製品、電気機器などが値上がり率上位、電気・ガス業、輸送用機器、パルプ・紙、その他製品、陸運業などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>、キヤノン<7751>、三菱UFJ<8306>、ブリヂストン<5108>、TDK<6762>、村田製<6981>、安川電<6506>、信越化<4063>、ルネサス<6723>、第一生命HD<8750>
などが上昇。他方、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、武田薬<4502>、ソニー<6758>、ファナック<6954>、エムスリー<2413>、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、ダイキン<6367>、三菱重<7011>、レノバ<9519>などが下落している。

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