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日経平均は28円安でスタート、ソニーや武田が軟調


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23478.40;-28.83TOPIX;1627.64;-4.15

[寄り付き概況]

 16日の日経平均は28.83円安の23478.40円と続落して取引を開始した。前日の米国株式相場は下落。ダウ平均は19.80ドル安の28494.20ドル、ナスダックは54.86ポイント安の11713.87ポイントで取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、欧州で新型コロナウイルス感染者数の急増を受けて規制が再び強化される動きが相次いでおり、大きく下落して寄り付いた。その後、トランプ大統領がインタビューで、追加経済対策の提示額を1.8兆ドル規模から引き上げる意向を示したほか、大統領選挙前の合意の可能性にも言及したため下げ幅を縮小した。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。日本でも欧州などでの新型コロナ感染拡大に加え、昨日の東京の新規感染者数が284人と新型コロナ感染が高水準で推移していることなどが警戒され、東京市場の重しとなった。一方、米追加経済対策への期待や、外為市場で1ドル=105円30銭台と昨日15時頃に比べ10-20銭ほど円安・ドル高方向に振れていることが下値支持要因となり、寄り付き後の日経平均は一時上げに転じた。今日はアースインフィニティ<7692>がジャスダックに上場した。

 セクター別では、不動産業、医薬品、その他金融業、パルプ・紙、陸運業などが値下がり率上位、海運業、銀行業、保険業、電気・ガス業、金属製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソニー<6758>、武田薬<4502>、中外薬<4519>、GMO-GS<3788>、任天堂<7974>、楽天<4755>、リクルートHD<6098>、JR東<9020>、住友商事<8053>、オリックス<8591>などが下落。他方、ファーストリテ<9983>、ベイカレント<6532>、富士フイルム<4901>、神戸物産<3038>、ブイキューブ<3681>、日立<6501>、セラク<6199>、サイバーリンクス<3683>、GMOPG<3769>、ホンダ<7267>、アステラス薬<4503>、MDV<3902>などが上昇している。



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