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日経平均は小幅続伸でスタートも直後にマイナス転換、リクルートHDやホンダが軟調


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;20500.50;+21.08TOPIX;1492.09;+1.74

[寄り付き概況]

 29日の日経平均は前日21.08円高の20500.50円と小幅続伸で取引を開始した。28日の米国株式市場では、米中貿易摩擦を巡る新たな悪材料が発生せず、米10年物国債と2年債の利回りが逆転する逆イールドの度合いもやや和らいだことから、主要3指数は揃って反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の20515円となり、円相場は1ドル106円台を回復。日経平均は米株高や円安の流れを受けて3日続伸して始まったが、先物が小幅な上昇に留まったことから、直後にマイナスに転じている。週末にかけて米中欧における経済指標発表が集中するなか、新規の材料難ということもあり、節目の20500円処では上値の重さが意識されているようだ。

 業種別では、石油、鉱業、ガラス、鉄鋼、金融、パルプ、医薬、機械などがプラスで推移。一方、サービス、ゴム製品、陸運、空運、小売りなどはマイナスで推移している。売買代金上位では、トヨタ自動車<7203>との資本提携を発表したスズキ<7269>
や国内証券による格上げ観測のあったSUMCO<3436>が堅調な出足となったほか、武田薬
<4502>、楽天<4755>、ソニー<6758>などがプラスで推移。一方、複数株主による株式の売り出し発表があったリクルートHD<6098>が大きく下げており、その他ではKLab<3656>、神戸物産<3038>、東エレク<8035>、ホンダ<7267>などが軟調。


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