日経平均は329円安でスタート、ファナックや村田製が軟調

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;21211.06;-329.93TOPIX;1544.79;-22.56

[寄り付き概況]

　2日の日経平均は前日比329.93円安の21211.06円と大幅に反落で取引を開始した。前日の米国株式市場では、トランプ大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10％の関税を課す計画を発表し、米中貿易摩擦再燃への懸念から主要3指数は揃って下落。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比465円安の21035円と急落。
円相場は1ドル107円20銭台と大きく円高に振れて推移している。日経平均は300円を超える下げ幅の反落での寄り付きとなった。東京市場では、好決算銘柄への物色はみられるものの、ハイテク株中心に全般下落スタートとなる銘柄が目立っている。

　業種別では、海運業、鉄鋼、非鉄金属、鉱業、石油・石炭製品、機械、ガラス・土石製品などを筆頭に全業種がマイナスで推移している。売買代金上位では、SUMCO<3436>、ファナック<6954>、村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>、資生堂<4911>、コマツ<6301>、KDDI<9433>、三菱商事<8058>など上位銘柄が全面安で推移している。


＜US＞