日経平均は6円高でスタート、アドバンテスや信越化が買われる

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;21715.95;+6.38TOPIX;1577.26;+2.17

[寄り付き概況]

　25日の日経平均は前日比6.38円高の21715.95円と小幅に3日続伸で取引を開始した。24日の米国市場では、ボーイングの決算が嫌気されてNYダウは79ドル安だったが、半導体・半導体製造装置が堅調推移となり、ナスダックやSOX指数は強い動きをみせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の21745円だった。米司法省はソフトバンクG<9984>傘下のスプリントとTモバイルUSの合併を承認する見通しと伝えられているほか、ソフトバンクGは新ハイテク投資ファンドに400億ドル（約4兆3000億円）を投じると発表する見通しとの報道もあり、本日の日経平均はソフトバンクGがけん引する格好の寄り付きとなった。その後は上げ幅を拡げる展開となっている。

　業種別では、金属製品、化学、建設業、電気機器、情報・通信業、繊維製品、ゴム製品、機械などがプラスで推移。一方、鉱業、石油・石炭製品、海運業、医薬品、輸送用機器、水産・農林業、保険業などがマイナスで推移している。売買代金上位では、前日に決算発表のあった信越化<4063>やアドバンテスト<6857>、LINE<3938>の上昇が目立つほか、ソフトバンクG、日本電産<6594>、SUMCO<3436>、キーエンス<6861>などがプラスで推移。
一方、日産自<7201>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、コマツ<6301>、ソニー<6758>、村田製作所<6981>などがさえない動きとなっている。


＜US＞