日経平均は3ケタの上昇でスタート、東エレクなどハイテク株に買い戻しの動き

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;22916.93;+191.97TOPIX;1804.8;+12.72

[寄り付き概況]

　1日の日経平均は3ケタの上昇でスタートした。前日の米国市場では、週間新規失業保険申請件数や個人所得などの経済指標が堅調であることが好感されたほか、米上院による税制改革案の本会議採決において反対を表明していた一部共和党上院議員が税制改革案の支持を示唆したことが報じられると、減税実現に対する期待で上げ幅を拡大する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の22875円になり、為替相場は1ドル112円50銭台と前日比円安方向に振れて推移している。本日の東京市場はこちらにサヤ寄せする格好から買い先行でスタートした。米10年債利回り上昇を受けて引き続きメガバンクなどの金融セクターが強いほか、週初より軟調推移を続けていた米ハイテク株に買い戻しの動きがみられたことを受け、これまで指数の重しとなっていた東京エレクトロン<8035>などの半導体関連が反発している。

　セクターでは、保険業、海運業、鉄鋼、化学、鉱業が上昇。売買代金上位では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>、ファーストリテ<9983>、SUMCO<3436>、三井住友<8316>、村田製<6981>、KDDI<9433>、コマツ<6301>、ファナック<6954>、安川電<6506>、信越化<4063>、新日鐵住金<5401>が上昇。一方で、ソニー<6758>、キーエンス<6861>、NTT<9432>は下落。



＜SK＞