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日経平均は13円高でスタート、米株高や円安を受けた買い先行で、配当落ち分を埋める格好に


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19216.78;+13.91TOPIX;1544.18;-0.65

[寄り付き概況]

 日経平均は小幅に続伸してスタートした。28日の米国市場では、原油相場の上昇や2月卸売在庫、3月消費者信頼感指数が予想を上回ったことが好感され、NYダウは150ドル高となった。円相場も1ドル=111円台前半まで下落した。本日は3月期末の権利落ち日であり、日経平均の配当落ち分は約135円とみられている。しかし、米株高や円安を受けてこれを買いが先行し、配当落ち分を埋める格好となっている。一方、英国では欧州連合(EU)離脱手続き開始の通告が予定されており、国内外の政治リスクを警戒する向きも依然としてある。

 売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、東芝<6502>などがしっかり。ソニー<6758>やパナソニック<6752>が2%前後上昇しており、SUMCO<3436>は3%高と続伸。前日に決算発表したニトリHD<9843>、大阪高裁で高浜原子力発電所3、4号機の再稼働が容認された関西電力<9503>の上げが目立つ。一方、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、任天堂<7974>、みずほ<8411>などがさえない。
JAL<9201>やANA<9202>のほか、一部証券会社の投資評価引き下げが観測された大東建託<1878>の下げが目立つ。

 セクターでは、海運業、鉱業、石油・石炭製品が上昇率上位。反面、空運業、建設業、パルプ・紙が下落率上位となっている。


<SK>

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