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日経平均は反落、エヌビディア決算待ちで指数は小動き


19日の米国市場はダウが下落する一方、ナスダックが上昇しまちまちの動き。これを受けて、東京市場の日経平均も小動きで始まり、最終的には62.09円安の38352.34円で取引を終了しました。エヌビディアの決算発表を前に様子見ムードが強く、売買代金は3兆7494億円に留まりました。業種別では、保険や銀行が下落しており、東京海上HDなど一部銘柄が大幅安となっています。一方で、SOMPOや7&iHD、ソニーグループなどが上昇しました。

*16:00JST 日経平均は反落、エヌビディア決算待ちで指数は小動き 19日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は120.66ドル安の43268.94ドル、ナスダックは195.66ポイント高の18987.47で取引を終了した。ウクライナ・ロシア戦争の深刻化懸念に売りが加速し、寄り付き後、大幅安。低調な住宅着工件数を受けて成長懸念も浮上しダウは続落し終日軟調に推移した。一方、ナスダックは半導体エヌビディアの決算への期待や長期金利の低下で上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大し、まちまちで終了。

米国市場が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は前日終値水準でスタートした後は、下げ幅をやや広げる場面も見られたが、売り一巡後は下げ渋る展開となった。引き続き今晩のエヌビディア決算発表を前に様子見姿勢は強まっており、積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は4兆円台に届かなかった。

大引けの日経平均は前日比62.09円安(-0.16%)の38352.34円となった。東証プライム市場の売買高は16億5345万株。売買代金は3兆7494億円。業種別では、保険、陸運、鉱業、その他金融、銀行などが下落した一方、繊維、小売、その他製品、サービス、非鉄金属などが上昇している。東証プライム市場の値上がり銘柄は36.4%、対して値下がり銘柄は60.6%となっている。

日経平均採用銘柄では、通期予想を上方修正したものの、政策株式売却益を除いたベースでの利益は実質下方修正だったことから東京海上HD<8766>が大幅安となったほか、MS&AD<8725>、T&Dホールディングス<8795>も売られた。また、京成電鉄<9009>、京王電鉄<9008>、小田急電鉄<9007>など首都圏私鉄が売られたほか、あおぞら<8304>、日産自<7201>、マツダ<7261>、スクリーンHD<7735>、清水建設<1803>などが下落した。

一方、好業績のほか配当予想の上方修正や期待以上の自社株買い発表でSOMPO<8630>
が買われて上場来高値を更新。また、創業家が今年度中に買収が完了すると報じられたことで7&iHD<3382>が買われ年初来高値を更新したほか、KADOKAWA<9468>
の買収協議に入ったと報じられたソニーグループ<6758>も上昇。東ガス<9531>はエリオットによる大量保有を受けて大幅高。このほか、コニカミノルタ<4902>、ニデック<6594>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>などが買われた。
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