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日経平均は3日ぶりに反発、米株高で上昇も39000円台を維持できず


日経平均株価は、米国株の上昇および円安傾向を受けて強勢で始まり、一時39000円台を回復しました。しかし、積極的な買いが控えられ、最終的に38981.75円で取引を終了しました。アメリカ市場では、ダウ平均とナスダックが上昇し、特に半導体メーカーへの強い需要が影響しました。それに対して東京市場でも半導体株が注目されましたが、売りに押された銘柄もあり、好調と不調が混在しました。ディスコの業績見通しが市場に好感され、機械株も堅調でしたが、医薬品や精密機器など一部業種では下落が見られました。

*15:40JST 日経平均は3日ぶりに反発、米株高で上昇も39000円台を維持できず 17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.35ドル高の43239.05ドル、ナスダックは6.53ポイント高の18373.61で取引を終了した。小売売上高が予想を上回ったため景気見通し改善で、寄り付き後、上昇。半導体メーカー、台湾セミコンダクターがアジア時間に発表した決算が好調で強い需要期待に同セクターの買いが相場を一段と支援した。金利先安観の後退で、終盤にかけてナスダックは失速したがダウは連日過去最高値を更新し終了。

米国株上昇や為替の円安傾向を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台を回復してスタートした後は、値がさ半導体株も高安まちまちな上、積極的な買いが手控えられたことなどから39000円を挟んだもみ合いとなった。
日米政治イベントなどが意識されて様子見ムードは強まっており、プライム市場の売買代金は3.6兆円台に留まった。

大引けの日経平均は前日比70.56円高(+0.18%)の38981.75円となった。東証プライム市場の売買高は14億3152万株。売買代金は3兆6276億円。業種別では、医薬品、機械、銀行、精密機器、海運などが下落した一方、石油・石炭製品、電気・ガス、ゴム製品、陸運、不動産などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は46.0%、対して値下がり銘柄は48.5%となっている。

日経平均採用銘柄では、2024年4-12月期の連結純利益が前年同期比52%増の742億円になるとの見通しを発表したディスコ<6146>が買い優勢となったほか、富士電機<
6504>、SMC<6273>、ファナック<6954>、クボタ<6326>など機械株もしっかり。また、三菱UFJ<8306>、三井住友トラスト<8309>など金融株も買われた。このほか、大塚ホールディングス<4578>、フジクラ<5803>、ソシオネクスト<6526>、HOYA<7741>
なども上昇。

一方、ルネサスエレクトロニクス<6723>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>など半導体株の一角が売られたほか、中国関連銘柄の資生堂<4911>、安川電機<6506>の下げもやや目立つ。このほか、良品計画<7453>、ソニーグループ<6758>、アサヒグループ<2502>、住友鉱山<5713>、三井化学<4183>などが売られた。
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