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日経平均は続伸、27000円台回復、米株高や好決算で心理改善


日経平均は続伸。28日の米国市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発し、564ドル高となった。アップルなどの決算が好感されたほか、金利低下に伴いハイテク株が買われた。
一方、東京市場ではアップルの決算を先週末に織り込んでおり、週明けの日経平均はやや戻り待ちの売りが先行し26円安からスタート。ただ、前週末の米株高に加え、前引け後に商船三井<9104>が業績・配当予想の上方修正を発表するなど良好な企業決算も投資家心理を上向かせ、日経平均は後場に一時27134.57円(前週末比417.23円高)
まで上昇した。

大引けの日経平均は前週末比284.64円高の27001.98円となった。東証1部の売買高は13億1461万株、売買代金は3兆2130億円だった。業種別では、海運業、精密機器、サービス業が上昇率上位だった。一方、保険業、銀行業、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は19%となった。

個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%近く上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>といった値がさ株の堅調ぶりが目立った。自社株の公開買付け(TOB)実施を発表したリクルートHD<6098>は5%超の上昇。前述の商船三井は9%超上昇し、日本郵船<9101>や川崎船<9107>といった海運株も揃って大幅高となった。その他の決算発表銘柄ではOLC<4661>などに買い。また、トプコン<7732>がストップ高を付け、アルプスアル<6770>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>などが軟調で、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株は米金利低下で売りに押された。業績下方修正のオムロン<6645>は7%の下落となり、中部電力<9502>も急落。また、業績上方修正のシンプレクスHD<4373>は材料出尽くし感からストップ安水準まで売られた。
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