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日経平均は3日ぶりに反落、手掛かり材料難のなか海外株安が重し


日経平均は3日ぶりに反落。13日の米株式市場でのNYダウは107.39ドル安と3日ぶりに反落。6月の消費者物価指数が予想を上回ったことでインフレ高進への警戒感が高まったほか、史上最高値付近での利益確定売りも強まった。長期金利も依然低位圏とはいえ1.4%台まで上昇したことでナスダック総合指数も0.38%安と下落した。こうした米株安もあり本日の日経平均は200.93円安の28517.31円でスタート。前日までの2日間で800円近く上昇していただけに、戻り一服感が強まった。しかし、直後に急速に切り返すとじりじりと下げ幅を縮小、前日終値水準にまで戻す場面も見られた。しかし、買い戻しが一巡した前場中頃からは上値が重くなった。後場も軟調な地合いに変化はなく、手掛かり材料難のなか総じて軟調だったアジア市場も重しとなり、大引けまでじわじわと下げ幅を拡げる展開となった。

 大引けの日経平均は前日比109.75円安の28608.49円となった。東証1部の売買高は9億8118万株、売買代金は2兆2429億円だった。セクター別では海運業、ゴム製品、空運業などが下落率上位に並んだ一方、建設業、電気・ガス業、その他金融業などが上昇率上位に並んだ。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は全体の41%であった。

 個別では、3-5月期決算を手掛かりとした物色が多かった。ポジティブ視されたところでは東宝<9602>が急伸し、E・Jホールディングス<2153>は値上がり率上位にランクイン。ERIホールディングス<6083>はストップ高比例配分で値上がり率トップに。MORESCO<5018>、松屋<8237>、ライトオン<7445>なども大幅高となったほか、イズミ<8273>、ラクトジャパン<3139>なども買われた。そのほか売買代金上位では、タマホーム<1419>が連日の急伸劇を演じたほか、Zホールディングス<4689>、レーザーテック<6920>、ルネサス<6723>、武田薬<4502>などが大きく上昇。村田製<6981>、SUMCO<3436>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>なども堅調だった。

 一方、対照的に決算が売りにつながったところでは、Gunosy<6047>が急落して値下がり率上位に入ったほか、フィルカンパニー<3267>も大幅に下落。今年3月に新規上場したウイングアーク1st<4432>は第1四半期2ケタ営業増益も、通期計画に対して進捗が低調と捉えられ急落。4-6月期の営業利益は前年同期比1割増との観測報道が伝わったオービック<4684>は朝方買いが先行したものの、勢いは続かず小幅高にとどまった。
そのほか、遺伝子治療の実用化に向け米国に新工場建設と伝わったアステラス製薬<4503>も特段材料視されることなく小幅高に。レーティングの引き下げが観測された富士フイルム<4901>は大きく売られた。売買代金上位では、日立製<6501>、信越化学<4063>、JAL<9201>、富士通<6702>、日本郵船<9101>、ファナック<6954>、商船三井<9104>、ブリヂストン<5108>などが大きく下落した。
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