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日経平均は5日続伸、米中会談前に上値追いは限られ


日経平均は5日続伸。前日の米国市場では、米中首脳会談での貿易交渉進展に楽観的な見方が広がるなか、パウエルFRB議長による発言を受けて金利先高感が後退し、NYダウとナスダックはともに大幅高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の22395円となり、こちらにサヤ寄せする格好から東京市場には朝方から買いが先行した。日経平均は寄付後に前日比で200円を超える場面もあった。その後は、米中首脳会談に対する過度な警戒感は後退しつつあるものの、同イベントを前に積極的な上値追いの動きは限られた。また、中国株下落や為替の円安進行の一服を受け、大引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。

大引けの日経平均は前日比85.58円高の22262.60円となった。東証1部の売買高は13億276万株、売買代金は2兆5303億円だった。セクターでは、サービス業やその他製品、空運業、医薬品が堅調な一方で、水産・農林業、鉱業、保険業はさえない。

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>や安定成長期待として欧州系証券による高評価が伝わったリクルートホールディングス<6098>が2銘柄で日経平均を約48円程度押し上げた。売買代金上位では、任天堂<7974>が4%となったほか、大日本住友製薬<4506>、日産自動車<7201>、SUMCO<3436>、ZOZO<3092>が上昇。SUMCOは、米半導体株高や特別損益の発生発表を受けて堅調な動きとなった。一方で、武田薬品<4502>、NTT<9432>、資生堂<4911>、KDDI<9433>は軟調。



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