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日経平均は大幅続伸、リスクオン、テクニカル面でのシグナル好転も近づく


 日経平均は大幅に続伸。314.91円高の22665.97円(出来高概算6億8000万株)で前場の取引を終えた。注目されていた米中首脳会談において、米国が中国への追加関税を90日間猶予すると決めた。関税撤廃など完全解決には至らないが、一先ず交渉決裂による貿易戦争の激化は回避した格好となり、市場はこれを好感。22600円を回復して始まった日経平均は、その後やや上げ幅を縮める局面もみられたが、グローベックスの米株先物の上昇や中国・上海指数が2%を超える上昇となる中、前場半ばには一時22677.29円まで上げ幅を拡大させている。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは33業種全てが上昇し、海運が4%を超える上昇。その他、非鉄金属、石油石炭、鉄鋼、輸送用機器、電気機器、機械、不動産の強さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>がけん引。

 米国が中国への追加関税を90日間猶予すると決めたことが好感される格好となった。日本主導での上昇は期待しづらい面があったが、グローベックスのNYダウ先物は450ドル高程度の上昇で推移しているほか、上海指数は2.5%超と日経平均を上回る上昇をみせていることが、押し上げ要因になっている。指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げる格好となっているが、全体としては景気敏感株への買い戻しの流れが強まっており、内需・ディフェンシブ系は利食い優勢といったところである。物色の流れからはリスクオンの状況であり、相対的に出遅れているセクターや銘柄などを見直す動きが強まりそうである。

 また、日経平均は11月8日の直近戻り高値を突破してきている。一目均衡表では雲下限を突破し雲上限レベルを捉えてきている。雲上限は今後22700円処での横ばい推移が続くため、これをクリアし、22700円処を支持線に変えてくることが出来るようだと、テクニカル的にも年末高を意識した一段の上昇への見方が増えそうである。また、マザーズ指数は2%
を超える上昇をみせている。外部環境に対する不安感が一先ず落ち着いたこともあり、個人主体の中小型株物色の流れも活発化しよう。


<AK>

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