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日経平均は続伸、膠着も底堅さが意識され先高期待に


 日経平均は続伸。107.71円高の21562.01円(出来高概算4億6000万株)で前場の取引を終えた。先週末の海外市場が休場だったこともあり、手がかり材料軟の中、朝方は3月の全国企業短期経済観測調査(短観)の結果を受けて、やや利益確定の流れが先行した。ただし、寄付き直後につけた21403.89円を安値にプラス圏を回復、じりじりと上げ幅を広げている。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗。セクターでは電力ガス、その他製品、空運、保険、鉄鋼がしっかり。半面、パルプ紙、精密機器、不動産、石油石炭、銀行が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、TDK<6762>が牽引。

 寄付き前に発表された短観は、業況判断指数DIが大企業・製造業がプラス24と、前回2017年12月調査のプラス26から悪化。これを受けて朝方は利食い優勢の展開となった。ただし、その後は25日線を突破し、同線を挟んでの底堅さが意識されている。短観の影響も限られており、新年度を意識した需給改善期待が高まりやすそうである。週明けの海外も欧州などは休場となるため手掛けづらさはあるが、下値の堅さが意識されてくるようだと、25日線からの上放れが意識されてくる。

 物色については、中小型株は次第に利食いに押されてきているが、スタンスとしては押し目拾いになりそうだ。また、このところ急落している米大手ハイテク銘柄に対するアナリストや証券会社の投資判断は概ね現状維持。業界を襲った一連の悪いニュースでも、そうした人気銘柄への信頼は砕かれなかったと、米紙が報じている。週明けの米ハイテク株のリバウンドが意識されてくることで、日経平均も底堅さが意識されよう。
(村瀬智一)


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