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日経平均は大幅続伸、ポジション調整からのショートカバーも意識


 日経平均は大幅に続伸。221.53円高の24037.86円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えた。22日の米国市場では、主要指数が最高値を更新した。連邦政府機関の閉鎖が嫌気されて売り先行で始まったが、上院で民主党が2月8日までの暫定予算に合意したことが報じられると上げ幅を拡大する展開となった。その後、下院もつなぎ予算案を可決したと伝わると、これを材料視した流れとなった。日経平均は寄付き直後の23916.02円を底に上げ幅を広げており、一時24082.71円と18日につけた高値に迫る場面もみられた。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1600を超えており、全体の7割を超えている。セクターでは不動産、その他金融、精密機器、ガラス土石、その他製品、鉄鋼、証券が堅調。一方で石油石炭、空運、繊維の3業種が小安い。指数インパクトの大きいところでは、テルモ
<4543>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>が堅調。半面、ファナック<6954>が上値の重しとなっている。

 日経平均は5日線を上回って始まると、その後も上げ幅を広げて24000円を回復した。チャート上ではボリンジャーバンドの+1σからのリバウンドとなり、+2σとのレンジをキープ。+2σは24300円辺りまで切り上がってきており、一段の上昇が意識されてくる。24000円処での底堅さを見極めたい。

 一方で本格化する決算を見極めたいとの模様眺めムードが強く、まずは安川電<6506>の動向が注目される。株価は6000円を挟んでの高値もち合いが続く中、煮詰まり感が台頭している。また、黒田総裁の記者会見に市場の関心が集まることになる。経済環境の好転を考えれば、正常化に向けた議論に変化が起こることは当然である。とはいえ金融緩和縮小観測を打ち消す発言等が出されるようだと、円安のほか業績上振れへの思惑から株高要因となる。ポジション調整からのショートカバーも意識されやすいところである。
(村瀬智一)


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