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日経平均は続伸、参加者限られるが方向性としてはレンジ上放れを意識


 日経平均は続伸。34.46円高の22945.67円(出来高概算4億3000万株)で前場の取引を終えた。27日の米国市場は原油安や長期金利の低下が上値を抑える格好となったが、ハイテク株が自律反発をみせた流れから小幅に上昇して始まった。その後、22893.88円と22900円を下回る局面もみられたが、その後前引けにかけて先物が買われた流れから、5日線を上回っている。

 セクターでは非鉄金属、鉄鋼、卸売、繊維、海運、鉱業、医薬品、金属がしっかり。一方で、水産農林、石油石炭、銀行、保険、その他金融、証券、不動産がさえない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えているが、ほぼ値上がり、値下がり数は拮抗している。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>、エーザイ<4523>がしっかり。一方でキヤノン<7751>、ファーストリテ<9983>が小安い。

 引き続きこう着感の強い相場展開となっているが、円相場が1ドル113円10銭台と円高に振れて推移するなかで、底堅さが意識されている。東証1部の出来高は4億株台にとどまっており、参加者は限られていることで大きなトレンドは期待しづらいところではあるが、方向性としてはもち合いレンジからの上放れが意識されやすいだろう。

 リバランスの商いが中心で方向感は掴みづらいが、米国についても節税対策の売りが年内で一巡することで、先高観は強いと考えられる。中小型株等は、ポジション調整からの利益確定によって値を下げてくる可能性はあるが、来年に向けたスタンスとしては、押し目拾いの動きも意識されよう。
(村瀬智一)


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