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日経平均は反落、利食い優勢もインデックスに絡んだ海外勢の資金流入は継続


 日経平均は反落。64.59円安の22873.01円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えた。7日の米国市場はまちまちの展開となり、米長期金利の下落から金融セクターが売られたが、税制改革への期待から下値は限られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円安の22865円だったことから、これにサヤ寄せする格好から利食い優勢の展開となった。しかし、寄付き直後に22759.07円まで下げた後は、押し目買い意欲の強さから下げ幅を縮めている。

 セクターでは保険、銀行、石油石炭、鉄鋼が冴えない。一方で、その他製品、電気機器、化学、精密機器、非鉄金属がしっかり。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、信越化<4063>、安川電<6506>が堅調。一方で、ファーストリテ<9983>、日東電<6988>、ソフトバンクG<9984>、NTTデータ<9613>が重しに。

 日経平均は利食い優勢ではあるが、5日線を上回っての推移であり、押し目買い意欲の強さがうかがえる。また、ファナック<6954>が売り先行で始まった後に切り返して高値を更新するなど、インデックスに絡んだ海外勢の資金流入も継続しており、押し目待ちに押し目なしの需給状況である。ランチタイムの225先物は22850-22880円辺りでのもち合いが続いているが、22850円処での底堅さが意識されてくるようだと、ショートカバーを誘う格好にもなりそうだ。

 決算発表が本格化する中、今期据え置きとなれば一先ず嫌気売りが先行しそうだが、需給状況の良好な銘柄については、押し目買いの好機になる可能性もあろう。また、日経平均がこう着となるなか、新興市場の中小型株などへ短期的な資金が向かいやすい面もありそうだ。
(村瀬智一)


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