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ハイテク株中心で日経平均をけん引


 日経平均は大幅反発。313.03円高の22324.64円(出来高概算10億3000万株)で前場の取引を終えた。10月31日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに上昇。1日のFOMC結果発表や下院の税制改革案に加えて、次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長の発表や10月雇用統計など重要イベントが続くため上値は限られたが、緩やかな上昇となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の22210円と大きく上昇するなか、これにサヤ寄せする格好から大幅に上昇して始まった。

 ソニー<6758>、日東電<6988>が通期計画の上方修正を発表するなど、決算評価の流れからハイテク株主導で上げ幅を拡大させており、前引け間際には一時22356.50円まで上げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは33業種全てが上昇しており、石油石炭、パルプ紙、鉱業、空運、電力ガス、電気機器の強さが目立つ。

 日経平均は22300円に乗せてくるなど、上昇ピッチが強まっている。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、日東電<6988>、京セラ<6971>、ソニー<6758>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>などハイテク株中心で日経平均をけん引している。ハイテク主導の上昇のなか、投資家のセンチメントを明るくさせている。

 しかし、指数は上昇基調が強まっているが、決算反応はまちまちであり、今後メインどころの決算が通過してくるようだと、市場反応も限られてくる可能性はありそうだ。個別ではハイテク以外、物色対象が絞りづらくなりそうだ。
(村瀬智一)


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