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日経平均は続伸、ここでのこう着は想定内


 日経平均は続伸。38.57円高の19684.81円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。8月31日の米国市場は、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、7月個人所得・支出が前月から改善したことが好感された。また、ムニューチン財務長官が税制改革法案の詳細を数週間以内に明らかにし、年内の法案成立に自信を示したことが材料視され、終日堅調推移となった。この流れを受け、日経平均は寄付き段階で19700円を回復して始まった。

 ただ、米雇用統計などの重要な経済指標の発表を控えているほか、北朝鮮情勢への警戒も根強く、寄付きをほぼ高値圏に、その後はじりじりと上げ幅を縮めてきている。セクターでは空運、ゴム製品、倉庫運輸、その他製品、海運がしっかり。半面、電力ガス、水産農林、小売、非鉄金属、情報通信が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っている。

 日経平均は25日線を突破して始まると、その後は25日線を挟んでの攻防をみせている。
いったんは強弱感が対立しやすい水準でもあるため、ここでのこう着は想定内といったところであろう。ただ、これまでのもち合いレンジ(19300-19550円)の上限を上回って推移しているほか、26週線を回復してきている。この水準を上回って終えることが出来れば、センチメントの改善につながりそうだ。

 とはいえ週末要因から商いは手控えられるため、個人主体の中小型株などは、大引けにかけてのポジション調整の流れには注意しておきたいところである。もっとも、週末要因からのポジション調整も想定内であり、大きく調整をみせる場面では、押し目拾いのスタンスとなろう。
(村瀬 智一)


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