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マザーズ指数は大幅に3日続落、景気下押し懸念根強く、値上がり率トップはメドレックス


 本日のマザーズ指数は、朝方こそ高く寄り付いたが、その後は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた先行き懸念から下落に転じ下げ幅を拡げていった。前日の米国市場では、トランプ大統領がサウジアラビアとロシアの減産合意を示唆する発言をしたことから原油価格が急騰し、過度なリスク回避姿勢が和らいだことで主要3指数は反発した。この流れを引き継いで、東京市場でも主要株価指数は上昇してスタートしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気下押し懸念は根強く、緊急事態宣言が発動されるのではないかといった警戒感もあり、次第に下落に転じていった。米国の週間の新規失業保険申請数が過去最大となったことから今晩発表される米雇用統計を警戒した動きも重しとなった。こうした中、個人投資家のセンチメントは相当に悪化し、今週に入ってから相対的に強かったマザーズ指数も中小型株特有の流動性リスクが嫌気される面も相まって、本日は東証1部と比べても相対的に大きく下落した。大引けにかけてはやや下げ渋ったが、大きく3日続落となった。なお、売買代金は概算で941.18億円。騰落数は、値上がり62銘柄、値下がり254銘柄、変わらず6銘柄となった。
 個別では、新型コロナ拡大を受けた医薬品関連株の物色を受けてメドレックス<4586>が24%超の大幅高となった。また、ディー・エヌ・エー<2432>の子会社DeSCヘルスケア(東京都渋谷区)とデータヘルス事業で業務提携契約を締結したデータホライゾン<
3628>、直近IPO銘柄として物色されたNexTone<7094>、巣ごもり消費関連として買われたUUUM<3990>などが大幅高となった。その他では、ビザスク<4490>、sMedio<3913>、インフォネット<4444>、レントラックス<6045>、ナレッジスイート<3999>、ラクス<3923>などが値上がり率上位に並んだ。一方、急騰からの利益確定売りが優勢となったMRT<6034>、JMC<5704>、メドレー<4480>、ケアネット<2150>、SERIOホールディングス<6567>、フーバーブレイン<3927>などが大幅に下落した。その他では、ブティックス<9272>、フィードフォース<7068>、フレアス<7062>、Kudan<4425>などが値下がり率上位となった。


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