
桜を庭に植える際は植栽費以外にも費用がかかる
庭に桜を植える際は、苗木の購入費のほか、植え付け作業や土壌改良、支柱の設置などに費用がかかります。
そのため、まずは今回の植栽費6万円に、どこまでの作業が含まれているか確認することが大切です。土の入れ替えや庭木の撤去が必要になれば、追加料金が発生する可能性があります。
また、桜は成長すると枝や根が広がるため、植える場所にも注意が必要です。
桜は、日当たりと水はけのよい場所を好みます。こうした生育環境に加え、建物や隣家との距離を確保し、成長後の大きさまで考えて植えることが重要となります。なお、庭が狭い場合は、比較的コンパクトに育つ品種について、造園業者に相談するとよいでしょう。
桜の維持費はいくらくらい? 剪定や害虫対策に必要な費用
桜の主な維持費には、剪定費、害虫対策費、肥料代、水道代などがあります。
中でも剪定は不要な枝を切り、樹木の形を整える作業です。一般的な庭木の剪定費用は、1本あたり高さ3メートル未満で3000円前後、3~4メートル未満で4500円前後が目安です。
ただし、木の種類や作業内容によって料金が異なり、枝葉の処分費などが別途かかる場合もあります。また、桜は強い剪定によって弱ることがあるため、費用だけでなく、適切な手入れができる業者を選ぶことも大切です。
そのほか、害虫対策にも費用がかかります。桜には毛虫などの害虫が発生することもあり、専門業者による庭木の消毒費用は、1本あたり2000~5500円程度が目安です。
ただし、木の高さや作業内容によって料金は異なります。もっとも、毎年必ず消毒が必要とはかぎりません。害虫の発生状況に応じて対処すれば、費用を抑えられる場合があるでしょう。
このように、桜の維持費は木の成長や手入れの頻度によって変わるため、長期的な負担も見据えておくことが大切です。
植栽費6万円を含めた10年間の総費用
それでは、植栽費6万円に維持費を加え、10年間の総費用を試算してみましょう。剪定や害虫対策を業者に依頼するケースを想定した、各費用の内訳は以下のとおりです。
・初期植栽費:6万円
・剪定費(年5000~1万5000円):5~15万円
・害虫対策費(1回3000~6000円):1万5000~3万円
・肥料・水道代など(年1000円を仮定):1万円
・枝葉の処分費など(年1000~3000円):1~3万円
◎10年間の総費用:約14万5000~28万円
※一般的な庭木の管理費を参考にした試算です。実際の費用は木の大きさや管理方法などによって異なります。
試算の結果、植栽費を除く維持費は10年間で約8万5000~22万円となります。
ただし、桜が大きく育つと剪定費が増える可能性があります。また、高所作業や病気への対処が必要になった場合は、追加費用が発生することもあるでしょう。そのため、将来の管理費の増加も考慮し、余裕を持って予算を組むことが大切です。
桜を庭に植えるなら10年間の維持費も考えて計画しよう
桜の植栽費が6万円の場合、今回の試算では10年間の総費用は約14万5000~28万円となり、維持費だけで約8万5000~22万円かかる計算です。
ただし、実際の費用は木の成長や管理方法によって変わるため、植える前に造園業者へ相談し、将来の剪定費や害虫対策費なども確認しておくことが大切です。
また、庭の広さに適した品種を選ぶことで、管理の負担を軽減できる可能性があります。亡くなった父との思い出を桜として残すことには、金額だけでは測れない価値があります。夫婦で長期的な費用や手入れの方法を話し合い、無理なく桜を育てられる環境を整えましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
