
ライブ遠征1回あたりの費用相場と実際の支出額
株式会社エアトリ(東京都港区)が2026年2月に実施した、「推し活遠征の実態調査」(調査対象:直近3年以内にライブ・コンサートに参加した20~50代男女280人)によると、1回の遠征予算で最も多かったのは「5万円以上10万円未満」の37.1%、次いで「3万円以上5万円未満」が34.3%となっています。
これらの結果から、ライブ遠征にかかる費用は、3~10万円程度が一つの目安といえるでしょう。
また、株式会社Oshicoco(東京都渋谷区)が2026年4月に実施した「『推し活における遠征』に関するアンケート」(有効回答数664件)では、1回あたりの遠征費用は推計平均約5万9000円でした。これらの調査結果を踏まえると、7万円という予算は平均額を上回るものの、一般的な遠征費用の範囲内といえます。
ただし、遠征費用は移動距離や宿泊日数、参加する公演数によって異なります。日帰りで参加できる近隣地域への遠征と、飛行機や宿泊が必要な北海道への遠征では、必要な金額にも差が生じるため、平均額だけで判断せず、目的地や日程に合わせて予算を考えることが大切です。
東京から北海道へのライブ遠征にかかる費用の内訳
東京から北海道へ1泊2日で遠征し、合計7万円かかる場合の費用の内訳は次のようになります。なお、金額はあくまで一例であり、各項目の相場を示すものではありません。
・ライブチケット代:1万2000円
・交通費(往復):3万円
・ホテル代(1泊):1万2000円
・グッズ代:1万円
・飲食代・現地交通費:6000円
◎合計:7万円
遠征費用のなかでも、特に大きな割合を占めやすいのが交通費です。北海道新幹線は札幌まで開通していないため、札幌でのライブに新幹線で向かう場合は、新函館北斗駅から特急列車などに乗り換える必要があります。
一方、飛行機を利用すれば移動時間を短縮できるため、東京から札幌への遠征では有力な選択肢となります。ただし、航空券の料金は時期や予約するタイミングによって異なるため、新幹線と比較して移動手段を選ぶことが大切です。
また、遠征費用を計算する際は、現地での飲食代や会場までの交通費も含める必要があります。交通費や宿泊費だけでなく、こうした細かな支出も事前に見積もっておくことで、予算オーバーを防ぎやすくなるでしょう。
ライブ遠征の費用を安く抑える3つの方法
ライブ遠征の費用を抑えるには、「交通費」「宿泊費」「グッズ代」を見直すことが効果的です。
まず、交通費を抑えるために、交通機関はできるだけ早めに予約しましょう。航空会社によっては早期予約向けの割引運賃が用意されており、通常より安く購入できる場合があります。ただし、予約の変更やキャンセルに制限があることも多いため、事前に条件を確認しておくことが大切です。
次に、宿泊費を抑えるには、ホテルを探す範囲を広げる方法があります。会場周辺のホテルが高額でも、少し離れた場所なら安く泊まれる可能性があるため、電車で移動できる範囲まで探してみることをおすすめします。ただし、その際は現地での交通費や終演後の移動時間も考慮して選ぶ必要があるので注意しましょう。
また、グッズ代については、事前に予算の上限を決めておくことをおすすめします。例えば、1万円と設定しておけば、欲しい商品が複数あっても優先順位をつけやすくなり、使いすぎを防げるでしょう。
このように、それぞれの費用を少しずつ見直すことで、遠征全体の出費を抑えられます。例えば、交通費と宿泊費をそれぞれ5000円、グッズ代を3000円節約できた場合、合計で1万3000円の支出を減らせるため、無理のない範囲で工夫を取り入れてみましょう。
ライブ遠征は予算を決めて無理なく楽しもう
ライブ遠征1回の費用は3~10万円程度が一つの目安となるため、東京から北海道への遠征に7万円を予定していても、特別に高額とはいえません。ただし、相場の範囲内であっても、無理のない予算を設定することが大切です。特に、今後も推し活を続けるのであれば、今回の遠征費用だけでなく、年間で使える金額も考慮しておくとよいでしょう。
また、交通機関やホテルの予約方法を工夫し、グッズ代にも上限を設けることで、出費を抑えられます。初めての遠征だからこそ、余裕のある資金計画を立て、安心してライブ当日を迎えましょう。
出典
株式会社エアトリ 推し活遠征の実態調査
株式会社Oshicoco「『推し活における遠征』に関するアンケート」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
