
「九州であおう」乗り放題パスと「九州ふっこう応援割」はどんな内容?
JR九州は、2026年10月1日から12月24日まで利用できる「九州であおう」乗り放題パスを販売しています。このパスは、連続する3日間、九州新幹線や西九州新幹線、在来線特急など、JR九州の対象路線の普通車自由席が乗り放題になるものです。
料金は大人2万3000円、子ども3000円で、大人2人・小学生2人の家族で利用する場合、合計金額は5万2000円です。特に子ども料金が安く設定されていますが、子ども用パスは大人用と同時に購入し、同じ行程で利用することが条件です。
JR九州のインターネット列車予約で利用開始日の前日までに購入し、乗車前にきっぷを受け取って利用できます。
一方、宿泊費を抑える制度として「九州ふっこう応援割」が実施されています。
対象となる宿泊商品などが割引される制度で、割引率は熊本県・鹿児島県が60%、長崎県を含むそのほかの九州5県が50%(宿泊単体商品の割引上限は1人あたり2万円)です。複数の県に宿泊する場合も、それぞれの宿泊施設を個別に予約し、割引条件を満たせば、各宿泊に割引を適用できます。
キャンペーンを利用するとどれくらい節約できる?
今回は、大人2人・小学生2人の家族が、次の行程で旅行する場合を考えてみましょう。
・1日目:博多から熊本へ移動し、熊本県内に宿泊
・2日目:熊本から長崎へ移動し、長崎県内に宿泊
・3日目:長崎から博多へ移動
まず、乗り放題パスを使わず通常料金で鉄道を利用した場合、大人1人の料金(県内の移動交通費は含まず)は次の通りです。
・博多~熊本:5310円
・熊本~長崎:9000円
・長崎~博多:5960円
合計は大人1人あたり2万270円となり、子ども料金を大人の半額として計算すると、家族4人では6万810円になります。これに対し、乗り放題パスは家族4人で5万2000円なので、鉄道料金だけで約8810円の節約になります。
次に、宿泊費がどの程度節約できるのかを見てみましょう。熊本県と長崎県で、それぞれ家族4で人1泊4万円の対象宿泊プランを予約できたと仮定すると、割引後の宿泊費は次の通りです。
・熊本県:4万円の60%引き=1万6000円
・長崎県:4万円の50%引き=2万円
宿泊費は8万円だったものが3万6000円となり、4万4000円の節約になります。鉄道料金と宿泊費の合計は、通常料金では14万810円ですが、両キャンペーンを利用すると8万8000円です。今回のモデルケースで比較すると、約5万3000円お得になる計算です。
なお、鉄道料金は設定した経路・運賃に基づく概算であり、実際の料金は利用する列車や購入時期などによって異なります。また、宿泊割引は対象商品や販売枠に限りがあり、すでに受付を終了した販売経路もありますので、予約時には最新の販売状況を確認しましょう。
キャンペーンを活用してお得に旅を楽しもう!
「九州であおう」乗り放題パスと、「九州ふっこう応援割」を組み合わせることで、家族4人の博多・熊本・長崎旅行が、約5万3000円お得になるという試算結果になりました。
これは、あくまでもモデルケースの試算結果のため、実際の節約額は変動します。旅行の工程を具体的に計画し、通常運賃や対象宿泊プランの販売状況を確認してから購入しましょう。
出典
九州旅客鉄道株式会社 旅して応援「九州であおう」乗り放題パス
国土交通省観光庁 九州ふっこう応援割
執筆者 : 東雲悠太
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士
