
お風呂の換気扇を毎日回すと電気代はいくらかかる?
お風呂の換気扇の電気代は、消費電力と使用時間によって決まります。
今回は、あるメーカーの浴室換気乾燥機を例に、換気運転時の消費電力を19.5ワットとして計算します。電気料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用します。
計算式は「消費電力(ワット)÷1000×使用時間×31円」です。この条件で、毎日換気扇を回した場合の電気代は表1のようになります。
表1
| 1日の使用時間 | 1ヶ月(30日) | 年間(365日) |
|---|---|---|
| 3時間 | 約54円 | 約662円 |
| 6時間 | 約109円 | 約1324円 |
| 12時間 | 約218円 | 約2648円 |
| 24時間 | 約435円 | 約5296円 |
※筆者作成
例えば、入浴後すぐに止めていた換気扇を毎日6時間回すようにしても、増える電気代は月約109円、年間約1324円です。24時間回し続けた場合でも、月約435円、年間約5296円となります。
ただし、実際の電気代は機種や運転モードによって異なります。特に浴室乾燥機の「乾燥」や「暖房」機能を使う場合は、換気運転より電気代が高くなることがあるため注意しましょう。
お風呂の換気扇は入浴後に何時間回したほうがいい?
お風呂の換気扇は、入浴後すぐに止めず、浴室の湿気を十分に取り除くまで回すことが大切です。パナソニック株式会社の公式サイトでは、効果的な浴室の換気方法として、換気扇を一晩中(8~10時間)運転させることを理想としています。
例えば、夜10時に入浴を終えた場合、翌朝6~8時まで換気扇を回す方法が考えられます。今回の条件では、毎日8時間回しても電気代は月約145円、年間約1765円です。10時間の場合でも月約181円、年間約2207円となります。
ただし、必要な換気時間は浴室の広さや湿気の量、換気扇の性能によって異なります。また、24時間換気機能がある場合は、常時運転を前提とした設備もあるため、取扱説明書を確認しましょう。
電気代を抑えながらお風呂のカビを防ぐ方法
お風呂のカビ対策では、換気扇を回すだけでなく、浴室に残る水分を減らすことも重要です。
例えば、入浴後に壁や床の水滴を水切りワイパーなどで取り除けば、浴室を乾燥させやすくなります。家族の最後の入浴者が水滴を取り除く習慣をつけるとよいでしょう。
また、浴槽にお湯を残す場合は、ふたを閉めることで湿気が広がるのを抑えられます。換気扇を回す際は、浴室の窓やドアを閉めることもポイントです。ドアの通気口などから空気を取り入れることで、効率よく換気できる場合があります。
さらに、換気扇のフィルターや吸い込み口にほこりがたまると、換気能力が低下する可能性があります。定期的に掃除して、十分に換気できる状態を保ちましょう。
まとめ:換気扇の電気代とカビ対策のバランスを考えよう
今回の試算では、お風呂の換気扇を毎日6時間回した場合、電気代は月約109円、年間約1324円でした。24時間回し続けても月約435円、年間約5296円です。
電気代を節約することも大切ですが、入浴後すぐに換気扇を止めると、湿気が残ってカビが発生しやすくなります。カビが発生すれば、掃除の手間や洗剤代もかかるでしょう。
まずは自宅の換気扇の取扱説明書を確認し、適切な時間だけ運転することをおすすめします。電気代の目安を家族で共有すれば、節約とカビ対策を両立できる使い方を決めやすくなるでしょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q.カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
パナソニック株式会社 よくあるご質問(FAQ) 効果的に浴室を換気する方法が知りたい。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
