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『第2期マザー・テラサワ講義録4巻-マックス・ヴェーバー「古代ユダヤ教」』を2026年5月20日に発売--哲学芸人がヴェーバーの大著を読み解く


文芸書などの刊行を行うTRASHBOOKS(所在地:神奈川県厚木市、代表:杉本健太郎)は、マザー・テラサワ著『第2期マザー・テラサワ講義録-マックス・ヴェーバー「古代ユダヤ教」』を2026年5月20日(水)に発売いたします。
本書は「哲学芸人」を標榜するマザー・テラサワが、近代社会学の創始者マックス・ヴェーバーがその比較宗教社会学の中核に据えた大著『古代ユダヤ教』を独自の視点で読み解いた講義録です。ユダヤ教はなぜ他の宗教に媚びることなく「孤高」を貫き、なおかつ近代資本主義の精神的基盤の一つを形作ることになったのか。古代イスラエル史の起源にまで遡る議論は、現代の中東情勢、近代化と土着文化の衝突、そして私たちの足元の「分断」の構造へと地続きにつながっていきます。

目次
社会学的視点と理念型/政教分離以前の世界/古代中東の民族移動と土地紛争/抽象的な唯一神ヤハウェ/戦争神としてのヤハウェ/脱魔術化と厳格な戒律/預言者・ラビの役割/選民思想と二重倫理/捕囚・離散と聖地意識/キリスト教との対立の固定化
巻末付録 【学習ノート+演習問題3問】

編集部解題
本書は、哲学芸人・マザー・テラサワが主宰する定例読書会の記録である。本講義が開催されたのは2021年2月28日、東京・高円寺の北区民集会所第五集会室。コロナ禍真っ只中の状況下での開催であった。
今回取り上げられたのは、ドイツの社会学者・経済学者マックス・ヴェーバー(1864-1920)が手掛けた大著『古代ユダヤ教』である。ヴェーバーは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で知られるが、その射程はキリスト教、イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教、仏教にまで及び「比較宗教社会学」というジャンルそのものを切り拓いた巨人である。
マザー・テラサワが本講義で焦点を当てるのは、ユダヤ教が持つ二つの逆説的な性格である。一つは「孤高さ」。他の宗教に媚を売らず、自分たちの価値観を揺るぎなく保ち続ける構えだ。もう一つは「変に捌けた感じ」。オカルト的要素を抑え、抽象的な唯一神ヤハウェを軸に、厳格な戒律を共同体の核に据えた「脱魔術化」の傾向である。マザーはこれを、シャーマニズム的な原始宗教との対比のなかで独自の語り口で解き明かしていく。
本講義のもう一つの軸は「賤民資本主義」をめぐる議論である。自分たちの厳密な原理を自分たちの繁栄のために徹底して実行してきたユダヤ人の行動様式が、結果としてヨーロッパの巨大資本の動きを根本で形作っていった。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』のテーゼと並走する形で、本書はユダヤ教と資本主義の密接な結びつきを浮かび上がらせる。マザーは「ユダヤ教を勉強しないと資本主義も語れない」と踏み込んでいく。
前作『カール・シュミット「政治的なものの概念」』(第2期講義録3巻)では、「友と敵」の峻別こそが政治の本質であるとするシュミットの冷徹なロジックを扱った。本書はその対をなすかたちで、宗教と排他、共存と分断の構造を、5000年単位の時間軸まで遡って問い直す。シュミット3巻と本書を併せて読むことで、現代の中東情勢、近代化が土地の固有性を破壊する構造、ナショナリズムと宗教的アイデンティティーの絡み合いといった私たちの今を貫く問題群が立体的に見えてくるはずである。
講義は2021年2月に行われたが、その後イスラエルとパレスチナをめぐる衝突は新たな段階に突入し、世界はさらに深い分断のなかにある。マザー・テラサワが講義の終わりに残した「結論を出すよりも、これを受けて皆さんがどう考えていただくかというような話」という言葉は、5年後の現在においてこそ重みを増している。



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書誌情報
『第2期マザー・テラサワ講義録4巻-マックス・ヴェーバー「古代ユダヤ教」』
著者    : マザー・テラサワ(聞き手:しまだだーよ)
定価    : 税込880円 (本体800円+税)
体裁    : PDF版・150ページ(スマホ表示に最適化)/Kindle版あり
一般発売日 : 2026年5月20日
発行元出版社: TRASHBOOKS
販売場所  : 〈Amazon〉 https://www.amazon.co.jp/dp/B0H14BH541
        〈TRASHBOOKS〉 https://trashbooks.base.shop/

「マザー・テラサワ講義録」とは?
「哲学芸人」マザー・テラサワが、主に哲学・思想の古典的名著を解説する「定例読書会」の模様を収録した講義録。 10年以上の歴史を持つこの読書会は、難解な思想を日常の問題へと接続する試みとして定評を得ている。

マザー・テラサワ 略歴
1982年北海道北見市出身。横浜市立大学卒業後、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程進学。政治思想、特にハンナ・アーレントの思想研究を通し人間が全体主義に加担するメカニズムについて考察。しかし研究に行き詰まり大学院を除籍。次第に半分は研究からの逃避、もう半分は表現の矛先を変えたいとの
思いから芸人を志す。現在「哲学芸人」を標榜し、東京都内のお笑いライブや自主主催の思想書解説セミ
ナーにて活動中。
【X】  https://x.com/mother_terasawa
【note】 https://note.com/motherterasawa

会社概要
商号  : TRASHBOOKS
代表者 : 代表 杉本 健太郎
所在地 : 〒243-0018 神奈川県厚木市中町2丁目14番9号 昌栄プラザ6-B
設立  : 2021年11月
事業内容: 出版物の企画・編集・制作/コンサートやイベントの企画・制作・運営
URL   : https://www.trashbooks.jp/





配信元企業:TRASHBOOKS
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