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【情報処理学会】2024年度情報処理技術遺産認定


一般社団法人情報処理学会は、2008年度から始めた情報処理技術遺産および分散コンピュータ博物館認定制度に基づき、第15回目となる本年度に1件の情報処理技術遺産を認定しました。その認定式が2025年3月14日に立命館大学で行われます。今回認定されたのは、SONY NEWS ワークステーションで、国産初となるエンジニアリング・ワークステーションです。この制度は、過去の重要なコンピュータ技術や製品を保存し、次世代へ継承することを目的としています。しかし、多くの歴史的技術が急速に失われつつあるため、特定の史料を保存し、展示するための実物博物館の設立が急務となっています。情報処理学会は、このような貴重な遺産が次世代に受け継がれるよう、分散コンピュータ博物館の認定制度も推進しています。

一般社団法人情報処理学会(会長:森本典繁)は、我が国のコンピュータ技術発達史上の貴重な研究開発成果や国民生活、経済、社会、文化などに顕著な影響を与えたコンピュータ技術や製品など、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ情報処理技術遺産の保存と活用を図るために、2008年度より情報処理技術遺産および分散コンピュータ博物館認定制度を設けています。

第15回目となる本年度は、1件の情報処理技術遺産を認定し、史料の所有者をお招きして認定式を行うことになりましたので、お知らせいたします。

■期日 2025年3月14日(金)15:20~16:15
■会場 立命館大学 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市岩倉町2-150)
■詳細 情報処理学会第87回全国大会Webサイト https://www.ipsj.or.jp/event/taikai/87/

●認定制度制定の背景と目的

情報処理学会では我が国のコンピュータ発達史上の重要な成果や製品を当会ホームページの中の「コンピュータ博物館」に掲載して、紹介してきました。約1,700点の写真を含めてその史料点数は3,000点を超えており、年間50万件前後のアクセスがあるなど、多数の方々にご利用いただいております。

しかしながら、それら史料の大半はすでに実物としては存在しておりません。コンピュータ技術の急速な発展や利用環境の変化の中で、古い技術や製品の意義が見失われ、廃棄されて急速に失われつつあります。情報処理学会では、現存する貴重な史料をコンピュータに特化した実博物館などで保存すべきと考えて各方面に働きかけるなど努力してきましたが、残念ながら未だ実現の可能性がみえません。

このような状況の中で、わずかに残っている貴重な史料の保存を図るとともに、我が国のコンピュータ技術の発展を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことが急務と考えております。その一助として、情報処理技術遺産の認定制度を設けました。

また、小規模ながら、貴重な史料を保存・展示しておられる資料室やコレクションが日本各地に点在いたします。それらをネットワーク化して利用を拡大することも有意義であると考え、併せて分散コンピュータ博物館の認定制度も設けました。

コンピュータ博物館:https://museum.ipsj.or.jp/
情報処理技術遺産:https://museum.ipsj.or.jp/heritage/

●2024年度認定リスト

<情報処理技術遺産>
SONY NEWS ワークステーション
ビットマップ・ディスプレイとLAN通信を備える純粋なパーソナルコンピュータ思想の系譜に属し、十分な計算性能を持ち、また個人用として購入可能な価格の機器として量産に成功した、国産初となるエンジニアリング・ワークステーションである。
インターネット接続機能のほか、レーザープリンターや光学ディスク装置など豊富な入出力装置を備え、当時の多くの技術者に支持された。

<分散コンピュータ博物館>
なし

<本件に関するお問い合わせ>
企業名:一般社団法人情報処理学会
担当者名:会誌編集部門 E-mail:editj@ipsj.or.jp



配信元企業:一般社団法人情報処理学会
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