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住友ゴム、ロックウェル・オートメーションの製造実行システムを 福島県の白河工場に実装~グローバルで工場運営の効率化・高度化を目指す~


ロックウェル・オートメーションの製造実行システム「FactoryTalk ProductionCentre」が住友ゴムに導入されることが発表されました。これにより、住友ゴムは製造管理の標準化と業務効率の向上を目指しています。特に日本国内最大規模の白河工場での展開を始めとし、2025年までにシステムを稼働させ、その後世界の製造拠点に広げる計画です。この導入は、デジタル技術を活用した生産システムの高度化を推進し、製造拠点間のデータ統合と業務効率化を図るものです。「FactoryTalk ProductionCentre」は生産性、品質向上、コスト削減を支援するとされ、住友ゴムのDX経営に大きく寄与すると期待されています。

産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーであるロックウェル・オートメーションの日本法人、ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:矢田 智巳、以下ロックウェル・オートメーション)は、本日、グローバルをけん引するタイヤ・ゴム製品の総合メーカーである住友ゴム工業株式会社(神戸市中央区、代表取締役:山本 悟、以下「住友ゴム」)が、ロックウェル・オートメーションの製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)「FactoryTalk(R) ProductionCentre(R)(ファクトリートーク プロダクションセンター)」の実装を決めたことを発表します。

「DUNLOP」「FALKEN」をメインブランドとし、各種タイヤをグローバルに製造・販売する住友ゴムでは、DX経営の実践に向け、今回のMESの実装を進めており、これは企業内の業務データを繋ぐ重要なフェーズとなります。まずは日本国内で最大規模である白河工場(福島県白河市)から実装を開始し、来年度2025年に稼働します。その後、2026年末の効果検証を経て、標準化の上、国内外工場への展開を目指します。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000310402&id=bodyimage1

図:タイヤ生産におけるDXの取り組みとロックウェル・オートメーションのMES実装について

住友ゴムでは製造コストの上昇や人手不足など経営環境の急速な変化に迅速に適応するといった課題がある中で、デジタル技術を活用した高効率で無駄のない生産システムの構築に取り組んでいます。また、一般的に自動化が非常に難しいと言われている少量多品種生産体制であるため、これまで人への依存が高くなっており、現場担当者が持つ生産計画ノウハウの共有や効率改善、製造拠点のデータ標準化が求められていました。

こうした状況から、同社は国内外の製造拠点の生産管理体系の標準化を検討し、2019年から、工場内の生産ラインや製造拠点によって異なるデータを統合するため、各種デジタルテクノロジーを提供する企業であるPTC社などとIoTプラットフォームの導入/アプリケーション開発を進めていました。これにより、工場内に蓄積されたものづくりのノウハウとデータを統合的に管理することができるようになります。現在、このシステムは、現在国内全4工場と海外5工場で導入されています。

同社の更なるDX戦略として収集・管理されたデータを、シームレスに基幹業務システム(ERP:Enterprise Resource Planning)と連携し、グローバルに広がる各製造拠点の状況を経営側で管理し迅速な判断をできるようにすることを目指しています。そこで、タイヤ製造の知見が豊富でMESの世界的なリーディングカンパニーでもあり、PTCとも提携関係にあるロックウェル・オートメーションのMES「FactoryTalk ProductionCentre」の実装を決定しました。

FactoryTalk ProductionCentre は、生産性、品質、準拠、コスト削減目標を達成するのに最適なソリューションを構築する基盤となるものです。実装により、体系化されたデータ整理が進み、グローバルレベルで品質や生産予測といった価値を社内ノウハウとして蓄積し、知見として共有することが可能となります。また、ロックウェル・オートメーションでは、実際のタイヤ生産プロセスをもとに開発されたMESのテンプレートも提供しており、迅速なMESのシステム導入に加え、タイヤ生産の複雑な工程の最適化とダウンタイム削減を実現し、生産のスピードと品質を向上します。住友ゴムでは、中期経営計画において、2025年末までに基幹システムの刷新、2026年以降DX経営の実践を掲げています。MES導入など事業環境の変化に迅速に適応し続けるデジタル業務基盤の構築と運用により、その実現を目指しています。

導入に関するコメント:
住友ゴム工業株式会社 執行役員 タイヤ事業本部生産本部長 齋藤 健司:
今回、グローバルレベルでの製造管理の標準化、更なる業務効率化に向けて、ロックウェル・オートメーション様が有する専門性や柔軟性、およびPTCとの強力なパートナーシップを最大限に生かすことで、自社の成長につなげることができると期待しています。中期計画で掲げるDX経営の実践に向け、国内工場を皮切りに新拠点などへMESの導入を進めていく予定です。ものづくりのグローバル・エキスパートであるロックウェル・オートメーション様と共に、AIも駆使して未来を見据えた協力および挑戦を進めていきたいと思います。

ロックウェル・オートメーション 自動車、タイヤ、次世代モビリティ産業部門バイスプレジデント ジェームズ・グラッソン:
成長基盤の確立に向けた標準化とグローバル展開への挑戦を続ける住友ゴム様の取り組みをロックウェル・オートメーションのMES「FactoryTalk ProductionCentre」で支援できることを光栄に思います。この協業により住友ゴム様は、高度なスケジューリングを組み込んだロックウェル・オートメーションのタイヤ専用の製造実行システムを活用できるようになります。この戦略により、住友ゴム様は業務効率の改善と製造関連のリスクを低減し、導入コストの削減を図りながら市場投入までのスピードを大幅に改善することができます。

本日、同時に住友ゴムも本発表に関するプレスリリースを行っています。
https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2024/sri/2024_088.html

■会社概要
住友ゴム工業株式会社
本社:兵庫県神戸市中央区脇浜町3-6-9
代表:代表取締役社長 山本 悟
創業:1909年
事業内容:各種タイヤ、スポーツ用品、産業品の製造販売。タイヤではDUNLOP、FALKENのブランドでグローバルに展開している。

ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジーの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、2024年度末現在約27,000名の社員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
https://www.rockwellautomation.com/ja-jp



配信元企業:ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社
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