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TechShare, 階段や段差を含む3次元経路を自律巡回できるロボット巡視点検システムPatrobot(Beta1.0)先行販売開始のお知らせ


TechShare株式会社は、3次元的な経路の自動巡回を可能にするロボットシステム「Patrobot」の ベータ版先行販売を2025年1月から開始します。このシステムは、Unitree Roboticsの4足歩行ロボット「Unitree B2」と「Unitree Go2」に対応し、階段や段差を含む複雑な経路での自動点検と警備を実現します。Patrobotは3D Field Navigationユニット、カメラユニット、そして運航管理ソフトを組み合わせたシステムで、様々なロボットプラットフォームに対応可能です。また、APIを通じて第三者製品との連携も可能です。今回のベータ版は産業施設内での実証実験を目的としており、2027年には本格的な製品版の提供開始を予定しています。拡張性と進化に応じたプラットフォームの選択が可能で、社会実装に向けた実証実験も行われる予定です。

TechShare株式会社(本社:東京都、資本金:4,725万円、代表取締役:重光貴明、以下「TechShare」)は、階段、段差、スロープ、立体交差など3次元的な経路のロボットによる巡視・点検を自動化するシステムPatrobot((Bata1.0)のベータテスター向けに先行販売を2025年1月6日から開始することをお知らせします。

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TechShareでは、正規代理店として販売するUnitree Robotics社の4足歩行ロボットやAgilex Robotics社の車両などによる自律走行や自動巡視・点検などのシステムの開発に、過去4年以上に渡り継続的に従事してきた。その基盤技術として、階段によるフロア移動や段差などを含む3次元経路を自律移動できるNavigation Engine 「3D HALNA」を開発していたが、このNavigation Engineを搭載した移動ロボットで3次元経路を自律巡回し、定時点検や警備を自動化するためのシステムがPatrobotです。

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今回、TechShareが先行販売開始するPatrobot(Beta1.0版)のシステムは、4足歩行ロボットのUnitree B2及びUnitree Go2に搭載し、主に産業施設内の段差や階段等を含む3次元的な固定経路を自動巡回し、定時自動点検や自動警備の実証実験を行うためのシステムです。(Patrobot(Beta1.0版)は、Agilex Robotics社の車両ロボットRanger Mini3.0にも搭載可能ですが、この場合には階段走行等はできません。)

Patrobotのシステムの基本構成は、3D Field Navigationユニット、巡視・点検用カメラユニット(Patrobot Camera)、運航管理ソフトウエア(Patrobot Control Desk)の3つから構成され、Unitree社の電動4足歩行ロボットやAgilex Robotics社の車両型移動ロボットなどの移動ロボットプラットフォームにNavigationユニットを搭載して利用するシステムとなります。

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Patrobotシステムの主な特徴は、下記の通りです。

1) 階段や段差を含む3次元的な経路を自動巡回・遠隔操作で移動が可能
フラットフロア内の巡回だけでなく、世界でも数少ない階段や段差を含む立体的な経路を自動巡回できる点が最大の特徴となります。階段やスロープ、立体交差などを含む複雑な3次元Fieldの経路を自動巡回させるシステムです。これまで、フラットフロアでしか利用できない従来のロボット巡回システムでは、利用できなかった階段や段差、スロープなどがある環境でも利用できる点が最大の特徴となります。

2)Patrobotのシステムは、様々な移動ロボットに搭載可、ロボットの入替えも自由自在。
また、Patrobotのシステムは、TechShareが自社開発した「3D HALNA」のナビゲーションエンジンを搭載した独立ユニットをロボットに搭載する形で、電動4足歩行ロボットや各種の車両型ロボットにも搭載が可能なシステムです。環境に合わせて巡回する移動ロボットのプラットフォームを入れ替えることも可能なため、ロボットの進化に合わせた載せ替えや複数の移動ロボットプラットフォームを利用した巡回監視システムを構築することも可能です。



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3)追加カメラやThird Party製品も利用できる高い拡張性
Patrobotの3D Filed Navigationユニットには、巡視・点検用カメラユニットが標準オプションとして、6倍ズームカメラ、30倍ズームカメラ、サーモカメラの3種類のPTZカメラ(Patrobot Camera)が用意されています。
これらのPatrobot Cameraは、Patrobotのコントロールソフトウエア(Patrobot Control Desk)から遠隔操作したり、巡回コースでの動作内容を事前にセットして自動巡回中に自動撮影することができます。

4)自動充電システムとの連携による定時巡回
Patrobotシステムは、利用する移動ロボットの自動充電ユニットと組み合わせて、定時巡回システムの構築が可能です。たとえば、1日3回の定時巡回をするシステムの構築も、Patrobot Control Deskの標準GUIから設定して、簡単に実現することができます。

5)外部システムとの連携のためのAPIも用意
Patrobotシステムでは、Third party製品と連携するためのAPIを用意しております。たとえば、Patrobot Cameraの代わりに、Third PartyのカメラやセンサーをPatrobotのシステムに搭載しAPIを通して利用することも可能です。運航管理ソフトウエア(Patrobot Control Desk)から、Third Partyの搭載機器を制御したり、Third PartyのソフトウエアからPatrobotを制御するシステムの構築も可能です。

製品詳細は、下記のURL参照。
https://techshare.co.jp/product/patrobot/

<Patrobotシステムの今後のロードマップ>
今回、TechShareが先行販売を開始するPatrobot(Beta1.0版)のシステムは、Unitree B2用、Unitree Go2用、Ranger Mini3.0の3種類のナビゲーションユニットが用意されており、産業用施設内の階段や段差を含む3次元的な経路を自律歩行し、巡視・点検の実証実験するためのベータテスター向けのベースシステムです。
今後、Patrobotシステムは、リアルフィールドでの実証実験のプロセスを経て、機能追加しながら、3年以内の本格的な社会実装を目指して、開発・改良をしていく予定です。

<Patrobotシステムの販売開始スケジュール>
2025年1月  実証実験用Patrobotシステム(Beta1.0版)Unitree B2用、Go2用先行販売開始
2025年10月  実証実験用Patrobotシステム(Beta2.0版)提供開始予定
2026年4月  Patrobotシステム(Beta3.0版)提供開始
2027年4月  Patrobotシステム(製品版)ロボットレンタルサービス・保守サービス提供開始予定。

各バージョンのPatrobotに搭載予定の機能は下記の通りです。

1)Patrobot Beta1.0版
Beta1.0版の主な機能として、下記内容が含まれています。
(1)自律巡回・遠隔操作の基本機能
(2)歩行経路の設定GUI、定時巡回・自動充電のスケジュール設定GUI。
(3)小型PTZカメラ標準搭載、撮影動作設定、サーバー伝送・保存機能
(4)外部機器やシステム等との連携用のためのAPI機能提供

2)Patrobot Beta2.0版
(1)Beta2.0版で追加予定の主な機能として、下記の内容が予定されています。
(2)Wheel型4足ロボット対応、車両型ロボット対応のオプション追加
(3)Navigation ユニットの簡易Waterproof対応
(4)GNSS誘導機能の追加オプション対応
(5)電動シャッター付ロボット保管庫対応
(6)通信機能・安全機能・誘導精度の改良

3)Patrobot Beta3.0版
Beta3.0では、Navigation UnitのWaterproof化や長期運用のためのメンテナンス性の改善など
本格的な社会実装を目指して、本運用を前提として製品に仕上げていく予定です。
(1)Navigation UnitのWaterproof化
(2)メンテナンス性の向上

TechShare代表取締役の重光貴明は、下記のように述べています。「これまでのロボットによる巡回警備は、フラットなフロア内の移動を前提としたロボット警備サービスの提供が徐々に進んできているが、非常に限定的な狭いエリアでしか適用できないなどの多くの課題を抱えている。今回、TechShareが開発したPatrobotシステムを利用すると階段や段差を含む3次元的な経路での移動が可能となり、これまで人間でしか移動できなかった経路をロボットが自由に自律巡回できるメリットは非常に大きい。また、現行のロボット本体と一体になった専用警備ロボットは移動性能の大きなアップは期待できないが、Patrobotシステムは、移動ロボットのプラットフォームを自由に選べるため、進化の激しい4足歩行ロボットやヒューマノイドロボット、車両型移動ロボットの進化や環境に合わせて、その時点での最適なロボットを選択できるメリットは、利用するユーザにとっては、非常に大きなものとなる。今後、人間の巡回警備や点検業務を代替するロボットの社会実装には、まだまだ課題があるものの、今後2~3年程度の実証実験・試験導入等を経て本格的な社会実装がされる未来が見えてきている。TechShareの開発したPatrobotが、この社会実装の加速に貢献できる製品の1つになることに大きな期待を寄せています。」

Patobotの実機やデモは、下記のイベントでご覧いただけます。

1)2024年12月11日~13日 Robot Innovation Week2024 名古屋国際会議場
※同イベント内の2024年12月11日 Unitree Developer Conferenceの弊社の講演で本システムを
概説する予定です。
2)2025年1月29日(火)Patrobot(Beta1.0版)リリース特別セミナー(TechShare東京本社)

また、2025年2月以降は、TechShare東京本社の移動ロボット実験センターで毎週開催される実機デモ見学会でも、ご覧いただけるようになる予定です。

Patrobot(Beta1.0版)システムの先行販売価格は、オープン価格で、Unitree B2や
Go2などの移動ロボットの購入、メンテナンス費用や実証実験等のエンジニア派遣費用などのコストも、
別途必要となります。詳しくは弊社営業担当までお問合せください。

<お問合せ先>
TechShare株式会社
営業部 Unitreeチーム
TEL   03-5683-7293
Email  unitree@techshare.co.jp

Unitree Robotics社について
社名:HangZhou YuShu Technology Co. Ltd
所在地:杭州市、中国
設立:2016年

Unitree Robotics社は、4足歩行ロボットをもっと手軽に幅広い分野で利用してもらうために、低価格かつ軽量で、安定した運動性能を持つ4足歩行ロボットを世に送り出すために生まれた、電動4足ロボット専業のロボットベンチャー企業です。2016年の創業以来、世界でも数少ない量産型の電動4足歩行ロボットを製造・販売に成功している企業です。現在は、4足歩行ロボットに加え、2足歩行のヒューマノイドロボットなど最先端のロボットを複数開発する急成長のロボット企業です。

Unitree社ホームページ:http://www.unitree.com/

TechShareについて
社名:TechShare株式会社
所在地:〒135-0016 東京都江東区東陽5丁目28-6 TSビル
設立:2012年1月
資本金:4,725万円
代表者:代表取締役 重光 貴明

TechShare株式会社は、ロボットアーム・搬送ロボット、車両型移動ロボット、4足歩行ロボット、ヒューマノイドなどの最先端のロボットの開発・販売、シングルボードコンピュータ(SBC)やセンサーの代理店販売とロボットとAIoT分野で、自社開発で製品及び周辺機器を開発・販売を行うテクノロジーベンチャー企業です。
ロボットアームや自動搬送ロボットを活用した自動化、SBCを活用したSmart Factory/Smart Office化、4足歩行ロボットやヒューマノイドロボットを活用したハードウエアとソフトウェアの複合的なソリューションを提供することを目指して事業展開しています。自動車、建設機械、精密機械・電子部品メーカーから、建設・土木、物流、警備会社などのサービス企業、ソフトウェアハウスや開発ベンチャー、官公庁、大学・高専等の教育機関まで、幅広い顧客にサービス提供しています。

TechShare公式サイト: http://www.techshare.co.jp/



配信元企業:TechShare株式会社
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