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表面実装技術（SMT）用の「KSC2タクタイルスイッチシリーズ」は、IP67規格に準拠した高さ3.5mmのモーメンタリーアクション・タクタイルスイッチで、ソフトアクチュエータを採用した仕様となります。本製品には複数のモデルをご用意しており、様々な用途に対応した幅広い寿命のモデルからお選びいただけます。
本製品は他のスイッチ製品と比較して優れた耐久性と長寿命が特長であり、スイッチの交換頻度を削減できます。経年後も一貫した性能を維持するよう設計されているため、ユーザーに安心してご利用いただける信頼性の高い製品です。また本製品の操作性には明確な接触感があり、オンオフのタイミングが分かりやすくなっています。これにより、信頼性が高くユーザーフレンドリーで安全な製品開発に寄与し、エンドユーザーの満足度向上につながることが期待できます。
新開発の高精度の動作高さは、リテルヒューズのエンジニアが培ってきた経験と高度な製造技術を結集し、当社の技術を最終製品に活かした良い例です。高評価を得てきた本製品シリーズに、高精度の動作高さを持つスイッチを新たに導入したことで、お客様のより最適な設計を支援します。また、高品質でバラつきの少ない触感と特性を特長とする本製品を使って頂くことで、エンドプロダクトの品質強化に貢献できます。
また他方で、リテルヒューズ「C&Kスイッチブランド」の他の「タクタイルスイッチシリーズ」でも同様に、高精度の動作高さを導入した機能強化を予定しています。
■用途
・医療機器 ： 手術用器具、ヘルスケア用ウェアラブル機器
・輸送機器 ： ドアハンドル、ウィンドーリフター、ステアリングコラム
・消費者向けハイエンド機器 ： 電動工具、芝刈り機、除雪機
・産業機器 ： エレベーター、自動化機器、機械類
■特長
・密閉型タクタイルスイッチの動作高さ ： 動作点と底面間の距離を高い精度で設計、正確で信頼性の高い電気接続を保証。
・IP67規格準拠 ： 防塵性能および防水性能（最大水深1メートルで30分間迄）を備え、過酷な環境下での耐久性と信頼性を確保。
・鉛不使用リフローはんだを採用 ： RoHS指令が定める熱耐久性・熱サイクルに準拠した鉛フリーはんだ処理を実施、効率的で信頼性が高く、かつ環境に優しい製造工程。
・ソフトアクチュエータ（3.5mm高） ： 優しい触感でバラつきの少ない高品位な動作感覚を実現、快適でより優れたユーザー体験と正確な操作を提供。
■KSC2シリーズの特長を生かした製品設計
KSC2シリーズでは動作点の高さが高精度となっており、プリント回路基板（PCB）に実装した場合に、PCB表面からの動作点の高さ精度向上に貢献できます。これは他部品などを積層した場合の全体的な高さの公差確保に役立ちます。一般的に製品設計では、PCB表面からの動作点高さの決定と、それに関連した計算が必要となりますが、動作点の高さ精度が優れた本シリーズを用いることで、製品全体としての高さ公差を小さくすることができます。
■仕様
・定格電圧 （VDC）：32
・定格電流 （mA）：50 （銀接点製品）、10 （金接点製品）
・接触抵抗 （mΩ）：＜100
・絶縁抵抗 （MΩ）：＞1000
・絶縁耐力 （Vrms）：＞250
・電気寿命（サイクル数）：100,000～5,000,000
・動作温度 （℃）：-40℃ to 85℃ （銀接点製品）、-40℃ to 125℃ （金接点製品）
■入手方法
リテルヒューズ正規代理店にお問い合わせください。リテルヒューズの正規代理店は littelfuse.com でご確認いただけます。
■詳細情報
詳細については、「KSC2タクタイルスイッチシリーズ」の製品ページ
（ https://www.ckswitches.com/products/switches/product-details/Tactile/KSC2/ ）をご覧ください。
C&K Switchesについて
リテルヒューズにより2022年に買収された C&K Switches は、高性能な電気機械スイッチと相互接続ソリューションの設計および製造を行う大手企業で、車載用、工業、医療、輸送、航空宇宙、データ通信などの幅広い市場において世界各地に製品を提供しています。
リテルヒューズについて
リテルヒューズは、持続可能でつながりのある、より安全な世界を実現する、電子部品製造会社です。全世界で20か国以上に1万8,000の従業員を擁し、革新的で信頼のおけるソリューションを設計、提供すべくお客様とも連携しています。10万社以上のエンドカスタマーに製品を提供し、我々の製品は産業機械向け、輸送機械向け、電子業界向けなどの様々な市場において、毎日、あらゆる場所で利用されています。詳細についてはリテルヒューズのウェブサイトlittelfuse.com をご覧ください。
本件に関するお問い合わせ
Littelfuseジャパン合同会社
E-mail：Contact_Japan@littelfuse.com
配信元企業：Littelfuse, Inc.
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