■ 現状の課題
現在、益田市役所をはじめ多くの自治体では、固定資産である建築物の調査を人手で実施しております。この固定資産調査は、毎年実施されるもので業務効率化が求められています。
■ 実験概要
今回、衛星写真と AI 技術を活用し、どの程度の業務効率化が可能であるかを実証実験しました。具体的には、2020年11月12日と2022年8月30日に撮影された衛星画像を取得し、 それぞれ AI で建築物を抽出しました。その後、抽出結果の差分を取り、現地情報と照らし合わせて整合性を評価しました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000271353&id=bodyimage1】
■ 実験結果
図は左から衛星写真、建築物抽出結果、差分画像及び正解画像を表しています。前後期間の間 に新規建築されたのは 25 件で、その内 19 件（76%）が差分として検出されました。
現段階では学習データが非常に少なく、学習した AI モデルも不十分なものでしたが、高い精度結果が得られました。
■ 今後に向けて
今回の結果から、固定資産調査に衛星写真を用いた手法が有効であることが分かりました。今後、学習データが増えることでより頑健なモデルが学習できると考えられます。これにより、より効率的な固定資産調査が可能となるだけでなく、本技術を活用した、他用途への展開が期待できます。
■ 会社概要
会社名: エルスピーナヴェインズ株式会社（ELSPINA VEINZ Inc.）
所在地:群馬県高崎市貝沢町 965 番地
代表者:青谷 浩二（代表取締役）
設立:2017 年 7 月
URL:https://elspina.veinz.tech/
Tech ブログ: https://techblog.elspina.space/
事業内容:
・IoT ソリューションの企画・設計・開発・運用
・データサイエンス・AI 活用に関するコンサルティング、トレーニングサービスの提供
・ICT を活用したビジネス開発のコンサルティング・プロトタイピング
・中小企業の業務改善・ICT 活用コンサルティング
・タスクマネジメントソリューション TakeTask の日本パートナー
■ お問い合わせ先
エルスピーナヴェインズ株式会社 データサイエンス担当
Email: datascience@elspina.tech
配信元企業：エルスピーナヴェインズ株式会社
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