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【蕨市の現状・課題】
埼玉県蕨市は東京から約20km圏内に位置し、鉄道・道路ともに交通の便も良く、生活するうえで負担となるような地理的条件が特にない都市で、市としては日本一市域面積が小さいという特徴を持ちます。平成25年に「わらび健康アップ計画」を策定し、一人ひとりの健康意識を高め、「すべての市民が健康度をアップして、健康密度も日本一のまちへ」を基本理念に掲げています。
蕨市の特定健診受診率は年々増加傾向にありましたが、近年は増加が鈍化しており、加えてコロナ禍により令和２年度の特定健診受診率は前年の45.6%から40.0%にまで落ち込みました。第1期データヘルス計画では、「特定健診受診率向上対策」を重点課題のひとつとして掲げており、「未受診者の個別性に合わせた特定健診の受診勧奨通知」を送付する他、継続受診者・初回受診者の獲得と健診終了間際の混雑緩和を目的とした「特定健診早期受診キャンペーン」などを通して、令和５年度の特定健診受診率60.0%を目指しています。
【エヌ・エイ・シーの「特定健診未受診者対策サービス」の特長】
本事業を受託したエヌ・エイ・シーの「特定健診未受診者対策サービス」は、特定健診の「不定期受診者」と「長期未受診者」に対して、今年度の健診受診を促す「受診勧奨シート」を個別に送付できるサービスです。
過去5年間のうちに1回以上特定健診を受けたことのある「不定期受診者」向けの「個別受診勧奨シート」には、個人の複数年の健診結果に基づいて、個人のリスクに対応した個別の生活習慣改善アドバイスが表示されます。従来のハガキや電話での一律の受診勧奨とは異なり、自身の過去の健診結果や個別アドバイスが掲載された勧奨シートが手元に届くことで、健診受診の必要性を「自分ごと」として捉え、毎年の健診受診へと行動変容を促します。
過去の健診結果データがない長期未受診者については、保険者全体における年代・性別ごとの疾病傾向を分析し、それぞれのセグメントが持つ生活習慣病リスクを訴求することで健診受診の重要性を伝えられる「受診勧奨シート」を送付することで、健診受診を促します。
【蕨市の実施内容】
今回蕨市では、過去5年分の特定健診受診履歴を分析し、「前年受診ありのまだら受診者」「前年受診なしのまだら受診者」「過去5年連続未受診者」にセグメント分けを行い、それぞれの対象者の特性を考慮した通知物の送付をします。勧奨効果が高いと思われる「まだら受診者」には「個別受診勧奨シート」、過去5年間で一度も健診に来ていない長期未受診者には「受診勧奨シート」を送付します。
各シートのデザインはセグメントにより訴求内容に変化をつけており、「前年受診ありのまだら受診者」「過去５年連続未受診者」には継続受診者・初回受診者の獲得と健診終了間際の混雑緩和のための特定健診早期受診キャンペーンを、「前年受診なしのまだら受診者」には特定健診を受診したとみなすことが出来る職場等の健診結果の提供を呼び掛ける内容を目立つようにしています。さらに「過去5年連続未受診者」には前述の内容に加え、健診受診のための自己負担が低額であることを訴求した勧奨シートにデザインされる予定です。
また、受診勧奨シートを送付しても受診しない被保険者に対しては、異なるデザインにて2回目の受診勧奨シートを送り、特定健診実施率向上をはかるとともに、被保険者の一層の健康意識の醸成と、生活習慣改善の意欲が高まるきっかけとなることを目指しています。
株式会社エヌ・エイ・シーについて
ヘルスケア分野におけるITの活用をベースとしたソリューションやサービスを提供しており、国が「データヘルス計画」を推進する以前から健診結果データの分析及び有効活用に着目したサービスを展開し、実績を積んでいます。今後も健診データを活用した「未受診者対策サービス」「メタボ流入抑制サービス」をはじめとする個別通知に特化したサービスを、自治体や健康保険組合へ積極的に提供していく計画です。
「特定健診未受診者対策サービス」詳細：https://www.nac-care.co.jp/service/hc_09.html
埼玉県蕨市：https://www.city.warabi.saitama.jp/
【会社概要】
社 名： 株式会社エヌ・エイ・シー
設立年月日： 2011 年 3 月 31 日
本社所在地： 〒105-0003 東京都港区西新橋 1-6-21 NBF虎ノ門ビル
代 表 者 ： 山崎 直人
主要事業内容： ヘルスケア事業、エンタープライズソリューション事業
Ｕ Ｒ Ｌ ： https://www.nac-care.co.jp/
配信元企業：株式会社エヌ・エイ・シー
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