ソ連KGBの知られざる真実に迫る! 冷戦下、米ソ敵同士のスパイに生まれた大胆不敵な友情――極限を生きる男たちの激動の半世紀を追った圧巻ノンフィクション『最高の敵 冷戦最後のふたりのスパイ』3/19刊行
- 2022年03月01日 11:00:00
- マネー
- Dream News
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本書は東西冷戦真っただ中、アメリカとソビエト連邦両国のスパイが国家のしがらみを超え友情を育み、その後たどる苦難の人生までを描いた超大作。国家という枠組みのなかで葛藤する男たちの姿、そして鉄のカーテンの先にあるKGBの過酷な組織内情が当事者の生の証言とともに鮮やかに描かれ、世界情勢が混迷を極める今こそ、多くの方に手に取っていただきたい1冊です。
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【内容紹介】
米ソ冷戦下、CIAとKGBのスパイに生まれた“大胆不敵”な友情――
激動の時代を駆け抜けた型破りな男たちの40年におよぶ軌跡。
圧巻ノンフィクション
1979年、ワシントンDC。
冷戦末期の緊迫した状況下で、彼らは出会った。
一人はCIAの異端児ジャック・プラット。
もう一人は、シベリア育ちのKGB職員ゲンナジー・ワシレンコ。
敵をリクルートする目的で接近した二人は計算外の友情を深めていくが、その固い絆は、やがて世界を揺るがす二重スパイ摘発という事件の引き金となった――。
権謀術数うごめく諜報活動の世界、半世紀に及ぶ米ソ防諜の内実、名優ロバート・デ・ニーロを巻き込んだロシア当局との攻防。規格外の男たちに迫った真実の物語。
ハリウッド映画の影響でアメリカ人がKGB職員にどんな思いを抱いているにせよ、ゲンナジーはそのどのイメージにも当てはまらなかった。西側の人間は、ロシア人スパイはシベリア並みに冷たくて、個々の人間性がまったくないと思いがちだ──イアン・フレミングのスパイ小説に出てくる暗殺者を思い浮かべたりする。『007ロシアより愛をこめて』に登場する、彫刻かと思うほどの目鼻立ち、ブロンドの髪、ロボットのような殺し屋グラントとか、脈拍もほとんど上げずに太ももで男たちを絞め殺す『007ゴールデンアイ』のゼニア・オナトップ。あるいは、ウラジーミル・プーチンとか。こうしたステレオタイプは何十年もアメリカ人の意識に刻まれてきた。どこまでも残虐で無慈悲。しかし、ゲンナジーは天真爛漫な魅力に満ちている。(本文より)
【著者】
ガス・ルッソ (Gus Russo)
1950年、メリーランド州ボルチモア生まれ。ノンフィクション作家。調査ジャーナリスト。これまでに、マフィア〈シカゴ・アウトフィット〉の犯罪帝国に迫った“The Outfit:The Role of Chicago's Underworld in the Shaping of Modern America”などを上梓、本書は9冊目の著書となる。テレビドキュメンタリーのプロデューサー兼レポーターとして、ABC、CBS、NBCなど全米ネットワーク局をはじめ、ドイツ・フランス・イギリスなど各国のネットワークでも活躍している。
エリック・デゼンホール (Eric Dezenhall)
1962年、ニュージャージー州カムデン生まれ。作家、危機管理コンサルタント。1987年に危機管理会社Dezenhall Resources, Ltd. を設立、CEOを務める。レーガン政権時代には、ホワイトハウスの広報部に勤務していた。危機管理に関するノンフィンクション“Glass Jaw: A Manifesto for Defending Fragile Reputations in an Age of Instant Scandal”など、これまでに10冊を上梓。ジャーナリストとしてNYタイムズ紙やウォール・ストリート・ジャーナル紙、ワシントン・ポスト紙などに寄稿している。
【賛辞】
「冷戦を描いたクラシック」
――ジョン・ダグラス(元FBI特別捜査官、『マインドハンター』著者)
「ノンフィクション版のジョン・ル・カレ」
――ローレンス・リーマー(NYタイムズ・ベストセラー作家)
「有益で刺激的な歴史書」
――パブリッシャーズ・ウィークリー
【書誌情報】
『最高の敵 冷戦最後のふたりのスパイ』
ガス・ルッソ&エリック・デゼンホール [著]
熊谷千寿(くまがい ちとし) [訳]
判型:四六判並製
頁数:480
価格:3,080円(税込)
ISBN978-4-596-42758-8 C0036
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配信元企業:株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン
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