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インパクト投資拡大に向けた簡易評価シート(プロトタイプ)を公開



株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:森崎孝、以下「MRI」)は、2017年4月に未来共創イノベーションネットワーク(以下「INCF」)を発足、社会課題をイノベーションとビジネスで解決するための活動を展開しています。その一環として、「インパクト投資」の裾野拡大に向けインパクト評価の手法を検討してきた結果、このほど簡易評価シート(プロトタイプ)を設計し、2018年9月28日に公開しました。


1.経緯
INCFでは、昨年10月に「社会課題解決型ビジネスに資金が回る仕組みを創出する」ことを目的としたワーキンググループ(金融WG。メンバーは別紙1ご参照)を結成し、インパクト投資の拡大に向けた検討を進めてきました。
インパクト投資は、経済的リターンと社会的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資であり、わが国では2017年で718億円の投資残高があると言われますが、世界的には低い水準にとどまっています。金融WGでは、投資促進に向けては事業者・投資家をはじめとするステイクホルダー間の共通言語(コミュニケーションツール)が重要という観点から、インパクト評価の尺度や手法に着目しました。
また、インパクト評価にはさまざまな手法があり、主に、狙いとしてビジネスの育成・成長を重視するか、創出される社会的インパクトを重視するかの二つのアプローチがあります。金融WGでは、インパクト投資総体の拡大や事業者のビジネス伸長に資する評価が重要という観点から、ビジネス育成・成長を軸とした評価のあり方を検討しました。さらに、ベンチャー企業へのデューデリジェンス調査において、事業の全体像を把握しつつ、実現を目指すインパクト(受益者の行動変容などへの影響)を事業者・投資家等の間で相互に確認・共有できる、一覧性の高い簡易シートを設計・公表しました(詳細は別紙2ご参照)。

2.今後の予定
今後は、この簡易シートに社会変革のための分析やステイクホルダー分析、投資スタンスとインパクトの整合性に関する分析やインパクト・マネジメントなどを加えていく予定です。
INCFは、社会課題をビジネスで解決する活動の一環として、引き続きインパクト投資・評価に関する研究・情報発信を進め、関心を有する企業・団体との意見交換や連携・協働を図ってまいります。
なお、こうした知見等を活用し、MRIは業務・資本提携先の株式会社Moffに対してインパクト評価を実施する予定です。同社は、IoT・ウエアラブルセンサー・アプリ・クラウドを活用したITヘルスケアを通じて社会にポジティブなインパクトを創出することを目指しています。



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本件に関する問い合わせ先


株式会社三菱総合研究所
〒100-8141 東京都千代田区永田町二丁目10番3号
【内容に関するお問い合わせ】
オープンイノベーションセンター 浜岡、小野
電話:03-6705-6033  メール:incf@mri.co.jp
【取材に関するお問い合わせ】
広報部   電話:03-6705-6000  メール:media@mri.co.jp


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