「ソイオイルマイスター × 野菜ソムリエ 交流イベント」 開催報告 ~ 野菜炒めダイエット”、残暑にぴったりソイオイル野菜レシピも紹介
- 2018年08月23日 12:00:00
- マネー
- Dream News
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アメリカ大豆輸出協会(USSEC、本部:米国ミズーリ州チェスタフィールド市、日本事務所:東京都港区、日本代表: 西村允之)と日本植物油協会(東京都中央区、会長:八馬史尚)は共催で、ソイオイル(大豆油)の国内市場での消費活性化を目的としたPRイベント、「ソイオイルで始める、コクのある野菜生活~大豆油、再発見~」(協力:一般社団法人日本野菜ソムリエ協会、後援:株式会社J-オイルミルズ、日清オイリオグループ株式会社、昭和産業株式会社)を7月30日に、東京ガス株式会社Studio+G GINZA(東京都中央区)で開催しました。
本イベントには、それぞれの分野で食の架け橋として活動する「ソイオイルマイスター」、「野菜ソムリエ」約50名が参加したほか、油脂・食品業界関係者、メディア関係者約30名も参加。パーム油、菜種油、オリーブ油、亜麻仁油、ごま油、こめ油など多種多様な植物油が食卓に広がる中で、味わい(コクとうま味)、栄養バランス(必須脂肪酸のリノール酸/n-6系、α-リノレン酸/n-3系)、経済性(安定供給、広い加工用途)という3つの“おいしさ”に優れるソイオイルに再注目し、ソイオイルと野菜それぞれの特徴と有効な調理方法、他の油脂との使い分けについて相互理解を図りました。また、野菜ソムリエ講師がソイオイルを活かした野菜レシピの提案とデモを実施。イベント終了後の懇親会では、これらレシピの試食と参加者による交流が行なわれました。
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<主催者・来賓・講師メッセージ>
USSEC 北アジア地域ディレクター ポール・バーク
日本と米国の食を通じた関係は60年以上になり、現在、日本における大豆の消費量の約70%は米国産大豆です。大豆は日本では納豆、味噌、豆乳など非常に馴染みが深く、日本食に浸透しており、その中で米国が貢献できることを光栄に思います。一方、日本でのソイオイルのイメージ向上、さらなる普及を図るために、昨年ソイオイルマイスター検定プログラムを開発し、さらに今回、日本植物油協会、日本野菜ソムリエ協会協力のもと、本イベントを開催させていただくことになりました。本日はご参加いただき誠にありがとうございます。
USSEC 日本代表 西村允之
今回初めてソイオイルのプロモーションイベントを、日本植物油協会、日本野菜ソムリエ協会、製油メーカー各社ご協力のもと開催させていただくことができました。昨年、ソイオイルマイスター検定をスタートさせ、第1回試験では80名、今年の第2回試験では93名が認定され、来年5月に第3回目の試験を実施する予定です。米国大豆の特徴として、80年以上前からサステナブルな農法によって生産されている点が挙げられます。
アメリカ大使館 アメリカ農産物貿易事務所 所長 モーガン・パーキンズ
当事務所では、米国の農産物を日本で普及推進することに日々努めています。日本と米国の大豆の歴史について、まさに日本の戦後の食の向上と安全保障に貢献してきたのが大豆であると自負をしております。そして、USSECと協業して大豆油の普及、新たな消費提案に努めてきた中で生まれた商品が、マーガリンやマヨネーズなどです。今回のイベントを通じて大豆油の新しい使い方、レシピの提案に期待しています。
日本植物油協会 専務理事 齊藤昭
ヒトの細胞はDNAと油脂で形成されており、太古からDNAの保護膜、エネルギー転換、生体機能の維持の役割を果たしてきました。最近の研究では塩味・甘味・酸味・旨味に次ぐ「第6の味」として、脂肪酸の味覚、他の食品の味を良くする働きも科学的に解明されつつあります。現在、日本では250万トンの植物油が供給されています。世界の供給ではパーム油を筆頭に大豆油、菜種油の3つの油種で8割を占めています。現在日本では菜種がトップですが、大豆油はかつて日本の戦後の長寿社会を支えてきました。大豆油にはオメガ6のリノール酸が非常に豊富で、オメガ3のα-リノレン酸、オメガ9のオレイン酸と非常にバランスの良い脂肪酸組成が特長です。当協会でも大豆油の復権に向けて取り組んでおり、今後も努力してまいりたいと考えています。
ソイオイルマイスター/I′s Food & Helth LABO.代表 管理栄養士 藤橋ひとみさん
ソイオイルの魅力として、主に次の4点 (1)風味(独特のうま味とコク)、(2)健康機能(ビタミンEや植物ステロールなど健康効果が期待される成分)、(3)経済性(原料大豆の価格を大豆ミールと分担、米国など広大な産地で栽培・安定供給)、(4)幅広い加工用途(マーガリン、ショートニング、マヨネーズ、ドレッシングのほか工業用途)が挙げられます。家庭の調理では、コクを出したい揚げ物や炒め物のような料理の他に、ドレッシングなどの生食用(冷奴や生野菜など)などに使用するのもおすすめです。また、油の劣化・分解を促進する「酸化」を防ぐために、調理の際の加熱温度や時間、保存方法を工夫することが上手に使いこなすポイントです。7月に、ソイオイルマイスターの企画で米国の大豆農場や種子開発会社などを巡る視察研修に参加しました。米国では「高オレイン酸大豆」というオリーブオイルよりもオレイン酸が豊富なソイオイルも開発され、注目されています。
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野菜ソムリエプロ/管理栄養士 ベジフルビューティーアドバイザー 篠原絵里佳さん
野菜ソムリエがおすすめする自宅で簡単にできるソイオイル活用レシピを紹介しました。
(1) 夏彩(なついろ)野菜炒め
彩り豊かな夏野菜は、油と一緒に摂ることで、吸収率もアップ!脂質の代謝に関わる栄養素が豊富なオクラやシャキっとした食感のもやしはダイエットの心強い味方です。体とお肌の疲労回復に役立つビタミンが、暑い夏の健康をサポートします。
【材料】2人分
・もやし:200g
・パプリカ(赤):1/4個
・オクラ:4本
・ソイオイル(大豆油):大さじ1
・鶏がらスープの素:小さじ2
・しょうゆ:小さじ2
【作り方】
(1)パプリカは縦に幅5mm位に切り、オクラはヘタを切り落とし、縦に4等分に切ります。
(2)フライパンにソイオイルを熱し、パプリカ、オクラを強火でサッと炒め(約1分程度)、もやしを加えて軽く火が通る程度(約1分程度)に炒めます。
(3)鶏がらスープの素を加えて混ぜ合わせ、しょうゆを鍋肌から入れて、サッと混ぜ合わせます。
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(2) 豆苗とみょうがの香りサラダ
「しっかり食べる」がダイエットの基本。みょうがや大葉の香りで減退しがちな食欲もアップ!代謝を高めるビタミンB群が豊富な豆苗とソイオイルを使ったあえるだけのサラダは、ダイエットや疲労回復、美肌作りをサポートする一品です。
【材料】2人分
・豆苗:50g
・みょうが:2本
・大葉:2枚
・ソイオイル(大豆油):小さじ1
・酢:小さじ1
・しょうゆ:小さじ1/2
【作り方】
(1)豆苗は長さを半分に切ります。みょうがは根元を少し切り落として縦半分に切り、繊維に沿って千切りにします。大葉は根元の茎を切り落とし、くるくる丸めて端から細かく切ります。
(2)ボウルに(1)を入れて混ぜ合わせ、ソイオイルを加えて全体に油が回るように混ぜます。酢を加えてサッと混ぜ、最後にしょうゆを加えて、混ぜ合わせます。
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■ソイオイルマイスター検定(主催:アメリカ大豆輸出協会)
2017年にスタートした、大豆の種子から抽出される代表的な植物油である「大豆油」に焦点を当てた、主に業界関係者(油脂業、食品業、食品流通業、料理人、管理栄養士、調理師専門学生など。一般消費者も受検可)向けの学習・試験プログラムです。大豆油に関する正しい知識(性質、適正用途、経済性、機能性、栄養面など)を体系的に習得できる他、原料である大豆の知識、その他様々な食用油脂の知識も合わせて習得できる点が特徴です。大豆油をはじめ、日本で消費される大豆加工食品の多くに米国産大豆が使用されていることから、USSECではソイオイルマイスターに対して、日米における食のパートナーシップの重要なアンバサダー役となることを期待しています。
■野菜ソムリエ(主催:一般社団法人日本野菜ソムリエ協会)
野菜ソムリエは一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格です。野菜ソムリエの使命は、生産者と生活者の架け橋となること。野菜・果物の目利き、栄養、素材に合わせた調理法など毎日の食生活に欠かせない野菜・果物の幅広い知識を身につけることで、家族の健康や食に関わるさまざまな仕事に活かすことができます。すでに5万人以上の野菜ソムリエが誕生し、料理教室・セミナー講師、食育活動、コラム執筆、レシピ開発、青果販売など、さまざまなフィールドで活躍しています。
<アメリカ大豆輸出協会について>
アメリカ大豆輸出協会 (USSEC) は大豆生産者、関連団体、政府機関とのパートナーシップを通じ、世界80ヶ国以上でアメリカ大豆と大豆製品の市場拡大や輸出プロモーションをおこなっているダイナミックなマーケティング機関です。日本事務所 (港区) は初の海外オフィスとして1956年に設立され、昨年60周年目を迎えました。現在日本オフィスは中国、韓国、台湾の北アジア地域の管轄内にあり、各国と連携しながらローカルかつグローバルな活動を目指しています。情報提供、海外視察、コンファレンス開催や業界とのコラボなどを通じ米国大豆の普及および需要喚起活動を行っています。近年はサステナビリティをテーマにした情報発信に力を入れています。
<一般社団法人日本植物油協会について>
一般社団法人日本植物油協会は、日本で植物油を製造・加工業を営む企業(当該企業の団体を含む)で構成している非営利の業界団体です。その前身である日本油脂製造業会は1943年に発足しています。その後1962年に社団法人日本油脂協会に改組、1992年に社団法人日本植物油協会に名称変更し、また、公益法人改革制度改革に伴い2010年に現在の一般社団法人日本植物油協会に移行しています。現在、企業会員20社及び日本こめ油工業協同組合の21会員です。植物油原料・植物油・油粕の流通・貿易・製造・加工の改善に関する事業、植物油等の消費拡大・啓発に関する事業などを行っています。
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