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amsのVOCセンサCCS8xx製品ファミリ、 屋内空気質監視のエンドユーザエクスペリエンスを強化



ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都港区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、ガスセンサICで市場をリードするCCS8xxファミリの機能をアップデートし、イニシャライズ時間の短縮により屋内空気質監視アプリケーションのパフォーマンスが向上したことを発表しました。

アナログの揮発性有機化合物(VOC)センサICであるCCS801のソフトウェアライブラリ、およびデジタルVOCセンサICであるCCS811用デバイスファームウェアに大幅なアップデートを行ったことにより、48時間以上かかっていたイニシャライズ時間が60分に短縮されました。これにより、エンドプロダクトの電源を最初にオンにしてほとんどすぐに、総VOC(TVOC)または等価CO2(eCO2)の相対値を用いて屋内空気質レベルの数値を利用できるようになります。

【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000177676&id=bodyimage1

つまりこれはOEM顧客にとって、製造現場で行っていたバーンインプロセスを大幅に削減または全排除することができるようになるだけでなく、屋内空気質監視アプリケーションに統合した際にエンドユーザが設定なしですぐに使えるようにもできるということです。

CCS8xxファミリへのこのようなパフォーマンスアップデートにより、空気質の数値レンジが以下のように拡大されます。
-eCO2の最大値が8,194ppmから32,768ppmに増加
-eTVOCの最大値が1,187ppbから32,768ppbに増加

上記のレンジの増加により、CCS8xxセンサは、汚れの多い屋内環境での使用を想定した空気清浄機などでも動作が可能です。

新しいソフトウェアでは、ユーザが清浄な空気の基準値をフレキシブルに設定することができます。
メーカーは、汚染された環境でCCS8xxセンサの電源をオフにするときやリスタートしたときの基準値を各自で保存および復旧することができます。そのうえ、基準値の自動補正間隔をプログラムすることも可能です。これらの機能により、センサの反応を所定の動作環境特性に一層近づけることができます。

新しいソフトウェアは、すでに家庭用およびビル用オートメーション(HABA)アプリケーションに広く利用されているCCS801およびCCS811の既存のハードウェア設計上に実装されています。この堅固なハードウェアは、10年以上の製品寿命を持つ多くのアプリケーションに量産出荷されています。

これと並行して、ケア用品や家庭用洗剤に使われるもっとも一般的なシロキサンであるHDMSおよびD5に暴露した場合において、長期間にわたる信頼性と空気中のシロキサンによる汚染に対する高い抵抗性を立証するため、CCS8xx製品ファミリの詳細試験を完了しました。

HMDS試験はISO26142基準に従って実施されました。D5試験には濃度250ppmで200時間の暴露試験が含まれています。これらの試験により、CCS8xxセンサのパフォーマンスへの影響および相対感度は関連基準の許容値を下回ることが示されました。したがって、amsのCCS8xxセンサは、一般的な屋内環境でのシロキサンに対する高い抵抗性を求めるメーカーに信頼できるオプションを提供しつづけることができます。

ams、環境センサ部門シニアマーケティングマネージャ、ポール・ウィルソンは次のようにコメントしています。「米環境保護庁によると、屋内の空気がさらに汚染され、屋外の空気汚染よりも大きな健康リスクにさらされるという証拠が増えつづけているそうです。人々は平均して生活の90%を屋内で過ごしていることから、家庭内や職場、車内の空気質を監視するCCS801あるいはCCS811をベースにしたデバイスを使用することは、健康のためにも快適さのためにも多大なメリットがあるといえます」

CCS801およびCCS811ガスセンサは現在、量産中です。評価キットも入手可能となっています。さらに詳しい情報は、こちらのサイトをご覧ください。 www.ams.com/Air-Quality-Sensors.


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