概要
◆2015年度の化粧品素材市場は、前度比2.6％増の1,704億円となる見込み。主力メーカーは化粧品素材のハラル認証取得によるイスラム圏の新規開拓や、海外での設備投資や人材育成などに注力し、海外市場開拓を進めて拡大基調を維持する見通し。
◆同市場の今後の展開としては、化粧品市場での需要を背景に、“保湿”、“抗老化”、”美白”、“サンスクリーン”機能を訴求できる素材を中心に開発が活発化する見込み。
◆保湿については、高機能化が進んでおり、特にセラミドを利用した素材開発が増えている。抗老化については、スキンケアだけでなく、髪のハリやコシ、白髪などに有効な”頭髪アンチエイジング”が進行。美白については、近年の安心・安全志向から、植物由来素材の開発が増えている。サンスクリーンについては、紫外線吸収剤の使用を避ける傾向が見られることから、紫外線散乱剤が伸長。また、ジェルタイプや近赤外線カット効果のある素材が拡大している。
◆このほか、微生物の力を利用した発酵素材や、濃密な泡を調整する界面活性剤などの素材開発が引き続き活発化している。
◆当資料では、化粧品素材の市場を由来別、分野別に算出するとともに、新素材の開発動向を明らかにしている。加えて、主要な化粧品素材企業のマーケティング活動についてレポートしている。
【調査対象】
化粧品・医薬部外品原料
【調査対象分野】
スキンケア（UV、ボディケア含）、ヘア関連、ベースメイク、ポイントメイク
TPC市場調査レポート
「2016年 化粧品素材の市場動向分析調査」
―セラミド素材の進化や頭髪アンチエイジング素材の拡大―
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資料体裁：A4判149頁
発 刊 日：2016年3月30日
頒 価：87,000円（税抜）
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