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33歳、アパレル女子。突然発症、“かなりカッコ悪い”骨髄移植ノンフィクション。矢作理絵・著『ポンコツズイ 都立駒込病院 血液内科病棟の4年間』(集英社刊)、1月26日(火)発売!



2011年の夏、止まらない出血、治りにくい紫斑、息切れ、
頭痛、微熱などに悩まされた著者。
意を決して血液検査をしたところ、100万人に5人の確率で発症する
「特発性再生不良性貧血」あることが判明。
この病気は、「骨髄で血液(血球類)の生産がなんらかの理由でできなくなる。
その結果、体内に酸素が送れなくなり、免疫力も落ち、出血も止まらなくなり、
放置しておくと死に至る」という自己免疫疾患。
発見時で「最重症(ステージ5)」、三途の川を渡りきる一歩手前。

そして体験した、都立駒込病院血液内科病棟への緊急入院、様々な検査、
家族との確執、ウサギからつくられた抗体の注入(ウサギ証明書発行付き)、
抗がん剤投与、骨髄移植、二度にわたる死の淵からの生還劇、
襲いかかる副作用、激太りと激やせ、病棟で出会ったドクターや患者仲間との交流、
おカネのこと、失ったもの・得たもの、など…。
そのリアルな医療現場の姿を、患者当事者の視点で描写。

現在も朝12種類、昼3種類、夜5種類の薬を飲み、ポンコツの体を抱え、
できないことだらけの日常を明るく笑い飛ばしながら、しぶとく人生を謳歌中。 
次々と直面する難題を蹴散らし猛スピードで疾走する、
上がって下がってのジェットコースター闘病記!
『ポンコツズイ 都立駒込病院 血液内科病棟の4年間』
矢作理絵・著
四六判ソフトカバー/288ページ
2016年1月26日(火)発売/定価:本体1,400円+税
ISBN 978-4-08-781599-3
http://gakugei.shueisha.co.jp/
【著者プロフィール】 矢作理絵(やはぎ・りえ)
1977年東京都生まれ。小学校1年生のときに父の仕事の都合で、アメリカ・テキサス州ヒューストンに移住。小学校6年生で帰国。専門学校を卒業後、株式会社ビームス入社。店舗スタッフ、国内外バイイングなどに従事。29歳で独立し、フリーランスで海外ブランドの衣料、輸入雑貨の卸売りの仕事を始める。そんなさなかの2011年夏、特発性再生不良性貧血を発病。骨髄移植を経験。現在は小康状態で、療養生活を送りつつ、アパレル関係や翻訳の手伝いをする日々。
撮影/小川真輝
【漫画家・武田一義氏(精巣腫瘍の闘病マンガ『さよならタマちゃん』でマンガ大賞2014・ 第3位) 推薦!】
「著者の経験した骨髄移植の大変さは、僕の経験も想像も遥かに超えるものでした。
死の淵を二度ほどさまよう極限状態の描写は圧巻の一言。
ですが、そうした過酷な闘病の様子を書きながらも、この作品はどこか軽やかで爽やかな読み心地を与えてくれます。
情に厚い友人たち、真摯な医療者たち、同病相哀れむ入院仲間たち、『なんだかなー』だけど最終的には頼れる家族。
そして、病気によって様々なものを失い、傷つきながらも、日々を楽しみ、できないことだらけの自分の体をポンコツと笑い飛ばす著者。
作中、こんな言葉をつぶやきます。
 『私は恵まれている』。
これは自分自身への最大の祝福の言葉。周囲の人々への最大の感謝の言葉。
ページをめくるにつれ、なぜかこちらが励まされ、前向きな気持ちになってくる。
この読後感は、おそらく著者の人柄そのものなのでしょう」

【お問い合わせ】集英社 広報部 03-3230-6314







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